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STUDIO

東京のボイトレ講師による発声のヒント

東京(目黒)スタジオのボイストレーナーが、レッスンの現場から発信している発声・歌のヒントです。東京でボイトレ教室をお探しの方は、講師選びの参考にもご覧ください。

275件の投稿 トピック一覧へ

桜田ヒロキ 東京スタジオ・

20分の乾燥が、2時間声を出しにくくする。

20分の乾燥が、2時間声を出しにくくする。

シンガーにとっては、少しゾッとする研究があります。
研究では、湿度5%以下という、非常に乾燥した空気を20分間吸入させました。
かなり過酷な実験です。

その結果、被験者は、

「声が出しにくい。」
「発声に努力が必要。」

という感覚を強く感じるようになりました。

……当たり前ですよね。

さらに興味深いのは、その後です。

何もしなかったグループでは、発声のしにくさが、約2時間続きました。
20分の乾燥。
でも、その影響は、想像以上に長く残ったのです。

歌う前。
レッスン前。
本番前。

乾燥した環境が続くことは、シンガーにとって決して軽視できない問題なのかもしれません。

では、水蒸気だけを吸入するとどうなるのでしょうか。
研究では、水蒸気を吸入したグループは、やや改善が見られました。

ただし、発声の努力感は、約2時間続いていました。

一方、ネブライザーを使って生理食塩水を吸入したグループでは、
吸入後すぐに、発声努力感の改善が認められました。
発声環境を整える方法として、とても興味深い結果です。

この研究から考えると、水を飲むことと、声帯表面を潤すことは別ということが分かります。
飲んだ水は、正常であれば食道へ流れます。
つまり、水を飲んでも、声帯表面を直接潤すことはできません。
だからこそ、一度乾燥してしまった声帯表面を、短時間で整えたいのであれば、ネブライザーによる生理食塩水吸入は、非常に有効な選択肢の一つだと考えられます。

もちろん、これだけで全てが解決するわけではありません。
ただ、この研究を見る限りでは、乾燥した声帯表面の環境を短時間で整える方法として、生理食塩水のネブライザー吸入は非常に理にかなっている。

研究を読み込んでいくと、
「喉が乾いたら水を飲めば大丈夫。」
そんなに単純でない事が分かってきますね。

三浦優子 東京スタジオ・

腹筋を鍛えれば歌は上手くなる?

  
「歌には腹筋が必要だから、腹筋を鍛えています!」
レッスンでもよく耳にする言葉です。

もちろん、体幹の筋力は姿勢を保ったり、呼吸を支えたりする上で大切な要素の一つです。
しかし、腹筋を鍛えれば歌が上手くなるというわけではありません。

なぜなら、筋肉は一つひとつが独立して働くのではなく、全身が連動して動いているからです。

例えば、歌う時に腹直筋へ意識的にグッと力を入れると…
   
・大胸筋まで緊張しやすくなる
・首や肩まわりにも力が入りやすくなる
・喉が力みやすくなる
・胸郭の動きが制限され、呼吸が浅くなることもある

もちろん、力強い声を出す場面など、一時的に腹筋をしっかり使うことはあるかもしれません。
ですが、常に腹筋を固めた状態で歌っていると、筋肉は徐々に緊張し、身体本来のしなやかな動きが失われてしまいます。
その結果、声も伸びやかさを失い、思うように響かなくなることがあります。
   
歌で大切なのは、
「腹筋を強く使うこと」ではなく、
必要な筋肉が、必要なタイミングで、全身と協調しながら働くこと。
  
身体をひとつの「楽器」と考えたとき、
「腹筋だけ」
「上半身だけ」
「下半身だけ」
を鍛えたりストレッチしたりするのではなく、全身のつながりを感じられる身体づくりが大切です。
  
身体がバランスよく連動することで、余計な力みに頼らず声が出しやすくなり、より豊かで響きのある声を育てる土台になります。
  
歌は筋力勝負ではありません。
大切なのは、一つの筋肉を鍛えることではなく、身体という楽器を全身で調和させて使えること。
それが、声を豊かにする身体づくりのポイントです♪

金子 恭平 東京スタジオ・

「変な声のNayは、地声で歌うべきですか?」

「変な声のNayは、地声で歌うべきですか?」
という質問を頂きました。

Bratty NayやFunny Nayと呼ばれるこのエクササイズをうまくこなせたときは、大部分の音域で声帯振動はM2(裏声)になると言われています。
薄く引き伸ばされた声帯が、無理なく合わさっている状態です。
声帯のすぐ上のスペース(喉頭室)が非常に狭くなることで、キンキンとした高い周波数が生み出され、控えめな声門閉鎖に比して強烈な声の芯が作られます。

息っぽいファルセットに陥らないことが大切で、かつ難しいところでもあります。

お恥ずかしい話ですが、僕自身がVTのボイストレーナーになってからも、最初の2年くらいはこのエクササイズがとても苦手でした。息っぽくない声を実現するために、ほそーい地声を絞り出す感覚で行っていて、「Bratty Nayは苦しいエクササイズだ」と考えていました。

一方、苦しくならないことを優先するあまり、妥協して息っぽいファルセットでばかり練習していたら、現在の発声状態にはたどり着けなかったかもしれません。

「正解の音色」になるべく近い声を、体感にこだわらず出していきましょう。
時には地声、時には裏声に感じていてかまいません。

桜田ヒロキ 東京スタジオ・

子どもには、子どもにしか歌えない歌があります。

子どもには、子どもにしか歌えない歌があります。

以前、お母様から、
「もう少し大人っぽく、色気のある歌い方はできませんか?」
と相談を受けたことがありました。

当時の僕は、その質問にうまく答えられませんでした。

でも今なら、少し違う視点でお話しできます。

子どもの歌い方が子どもっぽいのには、ちゃんと理由があります。

子どもは、身体が小さいだけではありません。

肺。

気管。

喉頭。

声帯。

発声に関わる器官は、大人とはパーツの比率そのものが違います。

つまり、子どもは「小さな大人」ではありません。

発声システムそのものが、成長の途中にあります。

だから、大人と同じ歌い方を求めること自体が、少し無理のあることなのかもしれません。

子どもの身体は、気管が細く、声帯も非常に小さい構造です。

さらに、肺や呼吸器とのバランスも、大人とは異なります。

そのため、フィジカル的にも、そして空気力学的に見ても、子どもの身体は、
元気よく、
明るく、
エネルギーのある発声に適した条件を持っています。

逆に、大人のような繊細なコントロールや、落ち着いた音色は、身体の成長とともに少しずつ身についていく部分も大きいと考えられます。

だから僕は、子どもには、まず子どもらしい歌を大切にしてほしいと思っています。

無理に大人の歌い方へ近づけるよりも、今の身体だから出せる、
明るさ。
素直さ。
エネルギー。
それをしっかり育てる。

そして身体の成長に合わせて、表現やコントロールを少しずつ広げていく。

その方が、自然な発達につながると考えています。

子どもには、子どもにしか歌えない歌があります。

その歌声は、身体が今の状態だからこそ生まれる、とても大切な個性なのだと思います。

小野貴之 東京スタジオ・

猫背が発声に及ぼす影響は!?

猫背が発声に及ぼす影響は!?

猫背は胸郭が潰れて肺容量(肺活量など)が下がりやすい報告があり、息の"貯金”が減ってしまいます。

歌は”吐く”だけじゃなく"吐きすぎない制御”が必要です。猫背は呼吸と体幹の協調が崩れやすく、ブレスコントロールが不利になりやすいといえます。

姿勢、さらには頭の位置やバランスのわずかな変化でさえ、喉頭運動の効率に大きな影響を与える可能性があるという研究結果がいくつもあります。

とはいえ、人はそれぞれに適したフォームがあります。

発声が不自由だと感じる場合、猫背を改善してみるのもよい試みです。頭の位置の前後、目線の上下、細かくいろいろ試して自分に最適なポジションを探していく。それが大事なのかもしれませんね★彡

東京スタジオ スタッフ 東京スタジオ・

VT東京スタッフです

🎤
今日は、高音フレーズを歌いやすくするリアルなレッスン風景をご紹介します!
指導するのは、VT東京スタジオの平岡由香インストラクター✨️
平岡インストラクターは、ミュージカルの舞台経験も豊富なボイストレーナーで、俳優やアーティストの歌唱指導を手がけるプロフェッショナルです💪

今回の動画では、難関フレーズに挑む生徒さんのレッスンをチラ見せ!

「高音に向かうにつれて、だんだん息が上がって歌いにくくなってしまう……」というお悩みに対し、平岡インストラクターからのアドバイスは……

「歌詞の『I』を、コンパクトなオイにしてみて。気持ちア寄りで♡」

アドバイス通り、意識を「コンパクト」に切り替えてもう一度歌ってみると、さっきより全然声が出やすい!」とその場変化を体感されていました。

歌詞の音の組み合わせを理解して、一瞬で変化を生み出すプロの指導力には本当に驚かされます。

目黒スタジオで「プロの本格的な歌唱指導を受けてみたい」
「自分の声をもう一歩進化させたい」という方は、ぜひ平岡由香インストラクターのマンツーマンレッスンを体感しに来てくださいね♪

▶️ 平岡由香インストラクター リアルレッスン 歌唱
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■ VT Artist Development(東京) ■
~プロも納得・世界基準のボイトレ~
桜田ヒロキ主催:ハリウッド式ボイストレーニング
対面・オンライン対応
📍 JR目黒駅から徒歩5分/東京都品川区上大崎3-9-17
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小野貴之 東京スタジオ・

フリップ(地声と裏声が繋がらない)対策として、まず地声と頭声をしっかり分けてチェンジの確認をすること

フリップ(地声と裏声が繋がらない)対策として、まず地声と頭声をしっかり分けてチェンジの確認をすること。

え、繋げるのが目的なのに、分けるの!?と思われるかもしれませんが、

繋げようとするあまり、地声モードを持ち上げてしまう方や、縮こまりながら過緊張発声で全音域歌う方が少なくありません。これでは本物のミックスは見つかりません。

・地に足のついた豊かな地声
・ノイズのない頭声

をしっかりと確認してください。そして、この間を埋める声を探していきます。

その際、地声が完全に抜けた声であればもう少し地声を混ぜる、入れすぎて叫んだ場合はもう少し頭声にリリースする。

ネジがゆるいならもう少し締める、締めすぎたなら緩める、というように試行錯誤して声を探してください。

大きな声で練習すると難易度が上がりますので、少し抑えめのボリュームがまずはよいでしょう。

本物の声を見つけるには、魔法ではなく努力が必要です。

過緊張のないオーガニックな声の振る舞いを探していきましょう♪

桜田ヒロキ 東京スタジオ・

どれくらい練習すれば、歌は上手くなるのか?

どれくらい練習すれば、歌は上手くなるのか?

上達には、必ず練習が必要です。

レッスンを受けるだけで、歌が自然に上手くなることはありません。

発声。
音程。
リズム。
歌詞。
表現。

レッスンで得たことを、自分の身体で繰り返し使えるようにして、初めて歌唱は変わっていきます。

本気で上達したいのであれば、

週5回
1日2時間程度

を、実際に声を出して練習する時間として持つことを、僕は1つの目安としておすすめしています。

発声練習。
歌唱練習。
曲を通して歌うこと。
高音やブリッジなど、課題に向き合うこと。

この2時間は、実際に声を使って、身体に新しい動きを定着させるための時間です。

そして本気で上達を目指すなら、
この時間に加えて、

・楽曲の研究
・音階のトレーニング
・リズムのトレーニング
・歌詞や譜面の確認
・録音を聴いて振り返ること

も必要になってきます。

趣味で歌を楽しみながら、ある程度しっかり上達したい。

そういう人なら、
週3回。1日1時間程度
を目安にすると良いと思います。

大切なのは、1回だけ長く練習することより、適切な練習を一定の頻度で繰り返すことです。

週1回だけでは、前回の感覚を思い出して終わってしまいやすい。

歌は、練習なしでは上手くなりません。

だからこそ、自分の目標に合った頻度で、練習を生活の中に入れていくことが大切です。

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