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三浦優子

咳をするとき、
声門は一度グッと閉じます。
 
その状態で呼気の圧力が高まり、
その後、声門が一気に開くことで
「ゴホン!」という強い咳が生まれます。
 
つまり、咳は
喉だけで起こしているのではなく、
身体の中の圧力を一気に動かす運動でもあります。
 
その圧力を受け止めたり調整したりするために、
呼吸筋や腹部、そして骨盤底なども関わってきます。
 
実は私自身、これを産後に
ものすごく実感しました。
 
出産時に膣を縫合してもらったのですが、
産後しばらくは咳をすると
傷口に「ズンッ」と響きました。
 
咳が、こんなにも骨盤底まで影響することを
身をもって感じました。
 
そして、これは発声にもつながる話。
 
ライトチェスト(低音の地声が弱い)で
なかなか声が入らない方は、
「喉の使い方」だけではなく、
呼吸や身体の圧力調整から
見直してみるのも一つのアイデアです。
 
その中で、
骨盤底筋へのアプローチを持っておくのも
面白いと思います。
 
特に普段あまり運動をしない方は、
発声練習の前にスクワットなど、
下半身を使う運動を取り入れてみるのもおすすめです。
 
身体は、良い発声を後押ししてくれます。
 
まず身体を動かして、
「声を出す身体」の準備をしてから発声する。
 
そんなアプローチも、
ぜひ試してみてください。

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