三浦優子2026年7月31日 3:12 pm
歌う時、 「横隔膜を意識しましょう」 と言われたことがある方は多いと思います。
もちろん横隔膜は、呼吸に欠かせない筋肉です。
でも実は、発声では横隔膜を意識すること以上に、肋間筋の働きが重要になる場面があります。
その理由は、とてもシンプルです。
実は肺そのものには筋肉がありません。
肺は自分で膨らんだり縮んだりしているわけではなく、
横隔膜や肋間筋などが胸郭を動かすことで、その動きに合わせて空気が出入りしています。
そして歌では、たくさん息を吸うことよりも、
胸郭の広がりを保ちながら息をコントロールすることが大切です。
実は現在、私は妊娠38週でお腹がかなり大きく、日常生活でも呼吸がしづらい状態です。
そんな中で改めて実感したのが、「横隔膜を下げよう」と意識するよりも、
「胸郭を広げよう」と肋間筋を働かせるイメージの方が、呼吸がずっと楽になるということでした。
もちろん、これは妊娠中という状況での私自身の体験です。
ですが、この経験を通して改めて感じたのは、呼吸のしやすさは、横隔膜だけではなく、胸郭全体がしなやかに動くことによって生まれるということです。
呼吸が浅いと感じる方や、歌っていて息が続かないと感じる方は、横隔膜ばかりを意識するのではなく、
胸郭が動きやすくなるような胸まわりのストレッチやエクササイズを取り入れてみてください。
肋間筋が働きやすい身体をつくることが、呼吸のしやすさや、安定した発声への第一歩になるかもしれません。