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発声の基礎・上達のヒントのボイトレ解説

発声の基礎、練習の進め方、音程やピッチの安定など、ボイストレーニングで上達するための考え方と練習法をまとめています。

154件の投稿 トピック一覧へ

三浦優子 東京スタジオ・

歌う時の姿勢、気をつけていますか?

はるか先生が「姿勢と声の関係」について解説しています。

実は、姿勢って、声にも大きな影響があるんです!

たとえば、足の裏の重心がどこにあるかで、骨盤の傾きが変わります。
そして骨盤が傾くと、背骨のカーブが変化し、頭の位置もズレてしまうんです。
______

今回の動画では、はるか先生が「小指側に重心がある」と指摘しています。

小指側に重心があると——
・O脚になりやすい
・骨盤が後傾しやすい
・背骨が丸まり、猫背や巻き肩に
・頭が前に出て、首が突っ張る

この姿勢のままだと、顎が開きづらくなったり、
舌骨の動きも制限されて、舌にも余計な力みが出やすくなります。

______

姿勢を整えることで喉まわりの筋肉の働きがスムーズになり、声もラクに出せるようになります。

日頃の立ち方、ぜひ見直してみてくださいね!

金子 恭平 東京スタジオ・

ボイトレは短く、たくさん

「発声練習のためのまとまった時間を確保できない……」
「仕事で疲れていて長時間練習するモチベーションが湧かない……」

そんなふうに悩んでいませんか?
  
実は、運動学習の分野では、長時間まとめて行う「集中練習」よりも、短時間に分けて行う「分散練習」のほうが効果的であることが知られています。

――
分散練習が効果的な主な理由は以下の通りです。

<記憶の定着>
練習と練習の間に休憩を挟むことで、脳が学んだ内容を整理し、長期記憶として定着させる時間を得られます。
特に睡眠を挟むと効果が高いですが、数時間の休憩でも脳は情報を処理し、定着を促します。
集中練習では、脳が情報を処理し定着させる余裕が少なくなってしまいます。
 
<集中力の維持>
人間の集中力には限界があります。長時間の自主練習となると、後半の質が落ちてしまいがちです。
短いセッションであれば、集中を維持したまま、質の高い練習を繰り返すことができます。

<疲労の軽減>
ボイストレーニングでは、喉への負担も考慮しなければなりません。
声帯は繊細な組織です。良い発声をしていても、長時間歌い続ければ粘膜が減り、炎症のリスクが高まります。
また、内喉頭筋群の疲労によって発声バランスを崩すことも考えられます。
短時間であれば、喉への負担を最小限に抑えつつ、効果的にトレーニングできます。

<想起練習>
練習のたびに「前回何を学んだか」「どうやるんだったか」と思い出す行為(想起)が、記憶をより強固にします。
練習頻度が高ければそれだけ想起の機会が増え、学習内容が深く刻み込まれます。

――
学習化学が示すところでは、「まとまった1時間よりも、集中した15分を4回」といったアプローチが理にかなっているようです。
集中力を保ちやすく、記憶の定着を促し、喉への負担も少ないためです。

では、練習の時間と頻度は具体的にどのくらいに設定するのが望ましいでしょうか?
  
「15~30分程度の練習を1セッションとし、1日に3回以上」練習するのをお勧めします。
レッスン時に録音していただいているエクササイズも、ひとかたまりが30分を超えることはあまりないはずです。 
 
もちろん、「毎日かならず15分を3回」と気負う必要はありません。日に5分しか練習できなくても、継続するのが大切です。

忙しくて時間が取れない日には、リップバブルやタングトリルを行うだけでも効果はあります。少しでも声帯や喉頭周りの筋肉を動かし、発声に意識を向けてあげましょう。習慣化の観点からいっても、練習時間がゼロでないことには大きな意味があります。

――
※例外
「コンサートで10曲以上歌わなければいけない」といったシチュエーションでは、ペース配分や、疲労の程度に合わせて発声を調整する技術が必要です。
そうした場合は、2時間程度を上限としてリハーサルを重ねるのがよいでしょう。 

三浦優子 東京スタジオ・

低音が苦手な女性必見!

ライトチェスト(地声が弱いタイプ)の方
音が下降するときに、なんだか弱々しくなる…
そんなお悩みありませんか?

桜田先生がボイストレーナー向けに解説している「ライトチェストの対策動画」!

実はこれ、ボイストレーナーではなくても「私、低音苦手かも…」という方にとっても参考になる内容なんです!
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ライトチェストタイプの方は、特に音が下降するフレーズで声が弱々しくなりがち。

動画の中で取り上げている、中島みゆきさんの『糸』の「なぜ めぐりあうのかを〜♪」
この“下降するメロディ”が弱々しくなってしまう…という方は多いのではないでしょうか?

そんなときは、音が下がる部分こそ“どっしり”と歌うのがポイントです!

桜田先生が具体的に解説しているので、ぜひ動画をチェックしてみてくださいね!
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また、発声練習でも同じことが言えます。

「ドレミファソファミレド」のように、
上がって下がる音階練習で、「ソファミレド」が弱々しくなってしまう方は要注意。

下降部分を特に意識して声を安定させる練習をすると、歌声全体がグッと変わります!

ぜひ練習に取り入れてみてくださいね!
  

桜田ヒロキ 東京スタジオ・

声量が出ない…その原因、ちゃんと掘り下げてみませんか?

この動画では、「声量が出ない」「地声が薄い」と感じている方に向けて、根本的な原因とトレーニング方法を紹介しています。
よくあるケースは次の2つ。

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■ ① 声門閉鎖が弱く、地声が出しづらいタイプ

声量が出ない原因としてまず考えられるのが、声門閉鎖筋群(lateral cricoarytenoid, interarytenoid など)の働きが弱いこと。これにより、発声時に声帯がしっかり閉じきらず、息漏れの多い声=弱々しい声になってしまうんです。

対処法:舌出し「あー」エクササイズ

→ 舌を前に出すことで舌根の緊張が減り、喉が開きすぎるのを防ぎつつ、声帯周辺の筋群の協調性を高めることができます。
この状態で発声すると、声帯がよりスムーズに閉じる=地声の芯が出やすくなります。

⸻
■ ② 鼻声が強く、響きが抜けないタイプ

最近、「鼻腔共鳴が大事!」という情報が先行しすぎていて、意識しすぎて“開鼻声”=濁った鼻声になってしまう生徒さんが本当に多いです。
でも実際は、母音での鼻声は“アンチフォルマント”という現象を引き起こし、響きを打ち消してしまうので、むしろ声が抜けにくくなります。

その主な原因が、**軟口蓋(soft palate)**です。
軟口蓋がうまく上がらず、咽頭と鼻腔の間の通路(咽頭鼻腔峡)が閉じきらない状態になると、息が鼻に漏れてしまい、意図せず鼻声になります。

対処法:破裂音で軟口蓋をトレーニング

→ 「バッ」「ガッ」などの有声破裂音は、発音の際に口蓋帆(軟口蓋)を上に引き上げ、口腔内の圧をしっかり高めます。
その後の解放で「前方に抜ける」感覚が養われ、鼻声になりにくい発声パターンが身についていきます。

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■ 練習のポイント
•声門閉鎖筋群をターゲットにしたエクササイズでは、**最初は短い音(スタッカート)**で発声筋の反応を高め、慣れてきたら徐々にレガートに切り替える
•軟口蓋の挙上を意識するには、破裂音だけでなく、“くちびるを閉じてから急に開ける”ような発音も有効です(例:「ブッ」「ムッ」など)

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まずは“声帯がしっかり閉じる感覚”と“鼻に抜けない感覚”をつかむことが最優先。
その感覚が定着すれば、あとはそれを音階やフレーズの中に落とし込んでいくだけです。

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専門的な視点を持ってトレーニングに取り組むことで、
“なんとなく声が出ない” → “構造的に理解して改善できる” へとステップアップできますよ!

三浦優子 東京スタジオ・

息漏れした声になってしまう方

「力強く歌いたいのに、なんだか息が漏れてしまう…」
そんなお悩みはありませんか?

考えられる原因としては

・声門(声帯)がしっかり閉じていない
・息を多く吐きすぎている

この2つのバランスが崩れていることが挙げられます。

実は、子音には“息が流れやすいもの”や“声門閉鎖を強めるもの”など、それぞれ特徴があります。
たとえば Hの子音 は息の流れを促す性質があるため、歌詞に多く含まれていると、意図せず“息っぽい”声になってしまうこともあります。

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そんな時におすすめなのが——
「G」の子音を使ったエクササイズ!

「G」は、声門をしっかり閉じる働きを助けてくれる子音です。
発声を安定させたい時や、息漏れを改善したい時に効果的です。

息漏れが気になる時は、歌詞を「Ga」に置き換えて歌って調整して、また歌詞に戻してみると声の印象が変わるかもしれません!

ぜひお試しください♪
  

金子 恭平 東京スタジオ・

リップバブルの母音はアです

 リップバブル(リップロール)と呼ばれるエクササイズをやったことはありますか?
 閉じた唇をプルプルと震わせながら発声する、あれです。

 ウォームアップやクールダウンに適切ですし、正しく行えば上級者でもミックスボイスの感覚をさらに研ぎ澄ますことができます。上手になればなるほど効果を実感する、非常に優秀なツールです。

―――
 さて、このリップバブルですが、唇を閉じて歌うため、ウの母音だと勘違いしがちです。
 それでは適度な地声感が保てず、エクササイズ効果が半減してしまいます。また、声門上圧が高すぎるため唇が止まってしまうことも多いです。

 リップバブルの母音はUhです。日本語でいうと、オに近いアになります。

 アイウエオの母音はそれぞれ個性的な周波数特性を持っています。
 Uh母音は「唇の開き加減」「舌の位置」「のど仏の高さ」がそれらの母音のちょうど中間あたりになるので、音響特性がいいとこどりになります。
 歌唱の際はアイウエオ全てをこのUhに寄せることで、音色が統一されますよ。

―――
 さて、奈央子先生に正しいリップバブルのやり方を教わりましょう!

 ポイントは――

1.オに近いアの母音で歌う。
2.全ての音域で母音の形をキープする。
3.舌先が下の歯の裏に軽く触れた状態で行う。

 です。

 ついでに言うと、唇の両端を必ず手で持ち上げながらやってあげましょう!
 最少の息で声帯を震わせることを体に覚えさせるのも、リップバブルの目的の一つです。手を使わずに行うスキルは必要ありません。

三浦優子 東京スタジオ・

声が出しやすくなるストレッチ

  
肩や首をほぐすのももちろん良いですが、下半身をほぐすと声が一気に出やすくなります!
動画では腿の内側のストレッチを行っています。
腿の内側の筋肉をほぐす事で、腹筋の動きも良くなります。
腹筋は歌う時に、特に力を入れる必要はありませんが、動きが悪いと力みに変わってしまったり、隣接する胸の筋肉にも影響を及ぼしてしまうことがあります。
_______

また、そもそもの肩や首の疲労は下半身から来ていることも多くあります。
特に骨盤の傾きによって背骨の整い方が決まります。
動画で紹介しているストレッチではイスに足を置いて左右の骨盤に動きを付けていますが、
これは骨盤の動きを良くするための狙いもあります。
身体がバキバキだと感じる時、湯船に浸かったり、休息を取ることももちろん大事ですが、軽くストレッチやエクササイズを行って筋肉の凝り固まりによる骨格の崩れを防ぐよう心掛けると、身体のコンディションによって声が左右されることがなくなります◎
骨格が整う事で舌の位置が良くなったり、呼吸もしやすくなるのでお試しくださいね!

金子 恭平 東京スタジオ・

イ母音は歯を閉じないで!

 イ段で高音を歌うと苦しい――。
 イ母音が金切り声になってしまう――。
 これらは相談される頻度がトップクラスで多いお悩みです。僕自身も発声初心者だった頃は、同じことを思っていました。

―――
 「あいうえお 口の形」などでネット検索をすると、口の開き方のお手本とされるイラストや写真がたくさん表示されます。そしてそのほぼ全てにおいて、イでは上下の歯がぴったり閉じています。
 歯を閉じた状態では口腔のスペースが非常に狭くなり、喉頭(のど仏)も強く引き上がります。
 金切り声であればむしろ出しやすい口の形ですが、一般的な音楽にふさわしいトーンは得られません。

―――
 歌唱時にイ母音を発音する際は、顎を落とし、上下の歯が開いた状態で声を出してください。口の横幅は広げず、口角が上がらないよう注意しましょう(真逆のことを教わったことがある人は多いはず)。
 睡眠中に口がポカーンと開いてしまったときのようなイメージです。イ段に限らず、この状態からあまり大きく唇の形を変えずに「あいうえお」を歌えるようになると、喉回りの力みが緩和します。

―――
 動画では優子先生が、ウ母音で顎が落ちた状態を経由して正しいイ母音を作る方法を教えてくれます。裏声でうまくいったら、地声でも同じことをやってみてください。

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