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ボイスケア・声の健康のボイトレ解説

喉の不調、声枯れ、声帯のケア、ウォーミングアップやクールダウンなど、声のコンディションを整えるための投稿をまとめています。

57件の投稿 トピック一覧へ

桜田ヒロキ 東京スタジオ・

身体は左右対称ではありません。

身体は左右対称ではありません。
でも、声帯は左右対称に近く動いてほしい。

人間の身体は、構造的に完全な左右対称ではありません。

例えば、

・臓器の配置
・筋肉の使い方
・利き手、利き足
・姿勢の癖
・過去のケガ
・日常の動作習慣

こうしたものによって、身体には必ず左右差があります。

それでも身体は、左右差を抱えたまま動いています。

歩く。
走る。
話す。
歌う。

こうした動作では、神経系が筋肉の出力やタイミングを細かく調整しながら、できるだけ安定した運動を作っています。

つまり、左右差があること自体は異常ではありません。

問題は、その左右差をうまく調整できているかどうかです。

ここからが声の話です。

声帯も、身体の一部なので、完全に左右対称とは限りません。

左右の声帯には、

・質量差
・張力差
・粘膜波の差
・筋活動の差
・閉鎖タイミングの差

が起こりえます。

ただし、声帯振動は非常に繊細です。

特に歌唱では、ピッチ、音色、音量、ビブラート、声区移行などをかなり細かくコントロールする必要があります。

先に述べたように身体全体は完全な左右対称ではありません。

でも、歌唱のように、ギリギリまで声をコントロールする芸術表現では、声帯はできるだけ左右対称に近い状態で、協調して振動してほしい。

なぜなら、左右の声帯の動きに大きなズレが出ると、振動の周期性が乱れやすくなるからです。

その結果、

・声が出しにくい
・ざらつく
・かすれる
・ノイズ感が出る
・疲れやすい
・音程が安定しにくい

といった感覚につながる可能性があります。

大切なのは、完全な左右対称を目指すことではありません。

目指すべきなのは、左右差がありながらも、声帯が協調して振動できる状態です。

つまり、

身体は左右非対称。
でも声帯振動は、左右対称に近い協調性が必要。

この理解が大切です。

山下奈央子 大阪スタジオ・

生理中に「歌いにくい…」と感じるのは気のせいじゃない!

特に女性の方で歌っている時、「なんだか今日は高音が出しにくい」「いつもより声が疲れやすい」と悩んだことはありませんか?
生理前や生理中には特に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

実はそれ、技術不足や練習不足のせいではなくホルモンによる身体の自然な変化です!

◎海外の研究でも証明されている「声帯のむくみ」
音声医学の世界では、「月経随伴性声帯症候群(Laryngopathia Premenstrualis / Premenstrual Voice Syndrome)」と呼び、単なる気分の問題ではなく「生理的な現象」として認められています。

海外の論文(Purdyら, 2002)によると、プロの女性歌手の約70%が生理前に「高音がコントロールしにくい」「声が疲れる」と回答しています。特に生理の1〜3日前にこれらの自覚症状がピークに達することが統計的にも示されています。

その原因は、排卵後から生理前にかけてプロゲステロン(黄体ホルモン)が増加すると、声帯の粘膜が水分を溜め込みやすくなり、声帯がわずかにむくむからです。
声帯がむくんで重くなると、細かく振動させたり、高音を出す際により多くのエネルギーが必要になるため、「出しづらさ」や「コントロールのしにくさ」になります。

ちなみに、低用量ピルを服用している女性歌手は、周期による声帯のむくみがほとんど発生せず、高音域の安定性が1ヶ月を通じてキープされるというデータもありますが、、、私は慢性的に声が重くなったと感じました。
生理中の不調を感じない方もいらっしゃると思うので、やはり日々の練習の中で自分の調子とよく向き合うことが大切ですね。

◎ 余談ですが
19世紀後半から20世紀半ばのヨーロッパの歌劇場では、契約書に「生理中の数日間はステージに立たなくてもいい」という特別な免除条項があったんです!
文献や国によって呼び名は異なり、「Grace Days(猶予日)」や「Respect Days(敬意を払う日)」、あるいは「Modesty Days(慎みの日)」などと契約書に記載されていました。
現在は、興行や雇用システムの変化などの影響でこの制度はありませんが、近年フランスやデンマークなどの現役ソプラノ歌手たちがSNSやメディア(英Times紙など)を通じて、「生理周期がオペラ歌唱に与えるリアルな影響」を再びオープンに発信するようになっています。

調子が悪い時期は激しく練習するのではなく、自分の身体のサイクルを味方につけて、無理なく楽しく歌を続けていきましょう!

東京スタジオ スタッフ 東京スタジオ・

VT東京スタッフです

🎤

頑張って声を出そうとすると、逆にでない…….。
これ、ボイトレあるあるですよね。

自分では「芯のある声を出そう!」
と気合を入れているつもりだったのですが、
気合が入れば入るほどリキんでしまうんですよ(涙)

そんなときは、ストレッチが効くみたいです!

VT東京スタジオの三浦優子インストラクターは、
ストレッチを活用したレッスンを行っています。

やっぱり体と声って、しっかり連動しているんですね。

三浦先生のこちらのレッスン動画、
ストレッチ自体は簡単ですけど、意外と運動不足の体には効きます……(汗)

「最近、声が出しにくいな」
「歌うとすぐ疲れちゃうな」
という方は、ぜひ動画を見ながら一緒に体をほぐしてみてください。

体が楽になると、声もふわっと出しやすくなりますよ!

▶️ 【自由の扉/三浦優子】 ストレッチで発声改善

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■ VT Artist Development(東京) ■
~プロも納得・世界基準のボイトレ~
桜田ヒロキ主催:ハリウッド式ボイストレーニング
対面・オンライン対応

📍 JR目黒駅から徒歩5分/東京都品川区上大崎3-9-17
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長谷川拓輝 大阪スタジオ・

日々のコンディションを整えるために、僕が続けている体のケア習慣

今回は、僕が体のケアのために日常に組み込んでいる3つのルーティンをご紹介します。

1. 週1回のストレッチ施術でリセット

自分でやるストレッチもかかさずやっていますが、週に1度はプロの手を借りています。
自分では伸ばしきれない深層の筋肉をほぐしてもらうことで、1週間で溜まった体の「コリ」や「ゆがみ」を強制リセット。これを始めてから、体が軽くなりました。

2. 「睡眠リズム」は絶対に崩さない
睡眠は長く取れてはいないですが、寝る時間と起きる時間を一定に保つことで、自律神経が安定し、日中のパフォーマンスが著しく低下することがなくなりました。

3. 湯船と冷水の「温冷交代浴」
お風呂はシャワーで済ませず、朝か夜にしっかり湯船に浸かって体を芯から温めます。
そして、ここからがポイント。
お風呂から出る直前に、キュッと冷たい水を浴びます。
温まった体が冷水で引き締まり、血管のポンピング作用で血行がバツグンに良くなります。お風呂上がりのポカポカが長持ちするし、肌も引き締まるので本当におすすめです。

これらを継続しているおかげか、
かれこれ10年間は風邪や大きく体調を崩していません。

特別なことを爆発的にやるよりも、心地いいリズムを淡々と続けることが、結局一番体に効く気がしています。

三浦優子 東京スタジオ・

疲労で声が重い日に、発声前にやってほしいこと

「今日、声が重い…」
その様に感じる時、
声帯が浮腫んでいるケースがあります。

疲労が溜まると、
身体の回復機能や血液・リンパの循環が低下し、
声帯にも余分な水分が溜まりやすくなります。

すると、
・高音が引っかかる
・声に詰まりを感じる
・いつもより鳴らない
・声が重く感じる

などの変化が起こりやすくなります。

こういう時、
「発声して開こう」
と頑張る方も多いのですが、

実は先に身体を10分ほど動かして
血液循環を促してあげた方が、
声が戻りやすいことがあります。

特に、
・背骨
・肩甲骨
・骨盤
・ふくらはぎ

などを軽く動かしてあげることで、
全身の循環が上がり、
声帯の浮腫が抜けやすくなるケースもあります。

結果として、
ウォーミングアップのための発声時間を
短縮できることも少なくありません。

身体が疲れていて声が重く感じる時ほど、
喉だけを頑張るのではなく、
身体から回復を促してあげる視点も大切です。

ウォーミングアップ前の一工夫として、
ぜひ試してみてください。

山下奈央子 大阪スタジオ・

実録!クリアな響きを手に入れる方法

皆さんは歌っている時、「なんだか声がこもる」「鼻にかかったような声になる」と悩んだことはありませんか?
その原因は、自分では気づかないうちに声が鼻に抜けてしまっているからかもしれません。

♪ 自分の声をセルフチェック!
この動画では、鼻声を一瞬で見分ける驚きの方法を紹介しています。
それは、歌いながら途中で「鼻をつまむ」だけ!
もし鼻をつまんだ瞬間に音が極端に減ったり、音色が変わったりしたら、それは鼻に逃げている証拠です。
理想は、鼻をつまんでもつままなくても、声の響きが変わらない状態。
これがクリアな歌声への第一歩です。

♪ 「意識」も大切
動画の後半では、鼻への抜けを抑えて、しっかり口から音を出す感覚を掴むトレーニングをしています。
最初は苦戦していても、意識するポイントを変えるだけで、声がクリアになる瞬間が見て取れます。
自分の声の「出口」を正しく整えてあげましょう。

「もっと通る声で歌いたい!」という方は、まずはこの「鼻つまみチェック」をしてみてくださいね!

長谷川拓輝 大阪スタジオ・

GWも終わり、気温が日中は30℃近く上がることも増えてきていますが、

GWも終わり、気温が日中は30℃近く上がることも増えてきていますが、
夜、特に就寝する時間帯はまだ冷んやりする日が多いですね。

寒暖差によって風邪や、喉の不調を訴える生徒さんもすこし増えてきているなぁ、と感じています。

そこで、就寝前に出来る喉のケアをまとめてみました。

1. 物理的に「加湿」する
睡眠中は唾液の分泌が減り、特に口呼吸になってしまうと喉が激しく乾燥します。

• 枕元に加湿器を置く: 部屋全体の湿度を50%〜60%に保つのが理想です。

• 枕元に水を用意する: 夜中に目が覚めたとき、すぐに水分補給ができるようにしておきます。

・睡眠中は鼻呼吸をする:口呼吸になっていると、冷たく乾燥した空気がダイレクトに声帯を直撃し、朝には喉がカラカラになります。マウステープ(口閉じテープ)を取り入れることで、声帯の乾燥を劇的に防ぐことができます。

2. 締めくくりの「水分・粘膜保護」
寝る直前のデリケートな喉に刺激を与えず、潤いの膜を作ってあげます。
• 常温の水や白湯を飲む: 冷たい水は気管を収縮させ、熱すぎるお湯は粘膜を刺激します。人肌程度の白湯を、喉を潤すようにゆっくり飲みましょう。

3. 「首周り」を温めて血流を促す
喉の筋肉(声帯周辺の筋肉)の緊張をほぐし、血流を良くすることで疲労回復を促します。

• ネックウォーマーを着用する: 首元を冷やさないことで、喉の血流が良くなり、免疫力低下も防げます。シルクやコットンなど、肌触りがよく通気性の高い素材がおすすめです。

4. 胃酸の逆流を防ぐ(声帯の保護)
意外と見落としがちなのが「胃食道逆流症(逆流性食道炎)」による喉の荒れです。胃酸が上がってくると、声帯を強く痛めてしまいます。

• 就寝の2〜3時間前からは食べない: 胃の中に食べ物がある状態で横になると、胃酸が逆流しやすくなります。
• 左側を下にして寝る: どうしても消化が間に合わない場合は、上半身を少し高くして寝るか、胃の形に合わせて体の左側を下にして寝ると、物理的に逆流を防ぎやすくなります。

避けるべきNGケア

寝る直前のうがい薬(殺菌系)の使用: 強い殺菌成分のうがい薬は、喉の粘膜を刺激して自浄作用(潤いを保つ機能)を低下させ、逆に乾燥を招くことがあります。夜は「水」または「薄い塩水」でのうがいがベストです。

カフェイン・アルコールの摂取: 利尿作用により体内の水分が奪われ、結果的に喉がカラカラになります。

毎晩の習慣にすることで、翌朝の喉の軽さや、声の出しやすさが大きく変わってきます。まずは取り入れやすいものから試してみてください。

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

適当なボリューム感の見つけ方

レッスンをしていると、生徒さんによっては声のボリュームが大きくなりすぎてしまったり、逆に小さくなりすぎてしまったりと、大小どちらかに偏ってしまうことがあります。

ボリュームが偏ることでどんなことが起きてくるでしょうか?

───────

【ボリュームが大きすぎる場合】

人間はボリュームを上げようとすると、多くの場合で息の量を増やそうとします。
本来適切な息の量であれば、声帯が持つ閉鎖筋群だけで受け止められるのですが、この場合他の不要な筋肉まで巻き込んでその息の量を何とか受け止めようとします。

これが喉に余計な緊張を生み、

・歌っていると苦しい
・音程が当たらない
・地声→裏声への急激な変化(フリップ)

などのエラーが起きてきます。
またリスナー側にも、自然な音楽的な歌声ではなく叫び声に近いものとして認識されてしまいます。

【ボリュームが小さすぎる場合】

小さすぎると感じられる場合、

・息を吐きすぎてしまっている
・声帯の息を受け止める力が弱い
・そもそも吐く息の量が少ない

このどれかが起きていると考えられます。

いずれにせよ、分厚い声帯振動をもたらす地声の活躍が弱くなることが予測できるので、そうすると本来声が持っている"強さ"や"豊かさ"が失われてしまいます。
リスナー側からすると、例え音程が合っていたとしてもこれらを失った歌声はあまり良い歌声とはいえません。

───────

自分の出している音量がどれくらいなのか、実は意外と自分では気づきにくいものです。
一生懸命歌うことに集中するあまり、客観的に自分の声を聴く余裕が無くなってしまうんですね。

レッスンの中で先生にフィードバックをもらいながら、

・自分のボリュームの傾向
・どのくらいの力感だと適当なボリュームになるのか

これらを把握し、何回も練習することで頭と身体で覚えていきましょう!

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