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STUDIO

名古屋のボイトレ講師による発声のヒント

名古屋スタジオのボイストレーナーが、レッスンの現場から発信している発声・歌のヒントです。名古屋でボイトレ教室をお探しの方は、講師選びの参考にもご覧ください。

57件の投稿 トピック一覧へ

塚本奈加 名古屋スタジオ・

Beforeの歌い方では、音のグルーヴ感(推進感)がやや弱く、リズム…

Beforeの歌い方では、音のグルーヴ感(推進感)がやや弱く、リズムがもたついて聞こえる印象があります。
曲のカウントをダウンビート(表拍)だけで捉えるのではなく、アップビート(裏拍)も意識し、倍のカウントで感じることで、より細かなリズムを正確に把握できるようになります。
その結果、フレーズの入りが明確になり、歌がもたついたり遅れてしまうことを防ぐことができます。
特にスローテンポの楽曲では、この点を意識することがとても重要です。

もう一つのポイントは、口の開け方です。
歌う音域に合わせて母音を適切に調整することが、音色づくりの鍵になります。
この例では「こころ」の「こ」を歌う際、母音をややワイドに、つまり口を広めに開けて発声することで、地声的な成分が加わり、より力強く明るい響きが生まれています。

さらに、全体的にビブラートを加えることで、歌声に明るさと表情が加わっています。

ぜひご自身でも試してみてください。
そして、音色の変化を心地よく感じられるようであれば、その感覚をご自身のものにしていきましょう。

塚本奈加

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

高音域での”自然な”地声感の出し方

Whitney HoustonやBruno Mars、大森元基さんやMISIAさんのような心が震えるような力強いハイトーンボイス────
すごく憧れますよね!僕もずっと憧れています。
ボイトレ受けに来てくださる方のニーズって、7〜8割くらいはこれだと思ってます。(バイアスかかってるかもだけど笑)
でもやっぱりここに近づくためには、ある程度長い目で見て練習してあげる必要があることも、なんとなく分かっていただけると思います。
今回は、「自分の理想にはまだ到達していないけど、現在頑張って声の開発しています!」という方向けに、現段階でもできる高音域での”自然な”地声感の出し方について、動画を交えながら解説していきます。
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ROSE / HANA
大人気HANAさんのROSEを僕がレッスンさせていただいてます。
「地声感強めでかっこよく歌いたい」というオーダーをいただきまして、僕がポイントとしたのは大きく2点です。

①息漏れを減らす
②明るい響きを出していく

それぞれ解説していきます。
①→Beforeを聴いてもらうと、声に対して若干息が混じっているのが分かると思います。これは声帯が上手く筋活動できていないことが原因と考えられます。しっかり声帯でパワーを作りたいので、Justのところで口を大きく開けるディレクションをしています。至極当たり前と感じるかもしれませんが、これが声帯で作られるエネルギーに大きな影響を与えます。いわゆる共鳴のパワーですね。付随して息を止めておく意識を加えることで、物理的に吐く息の量も気持ち抑えています。この時点でBeforeとの差が顕著に分かると思います。

②→口角を少し上げたり、母音をア→エに寄せることで喉頭(喉仏)の位置が上がります。喉頭の位置が高くなったことで、声帯〜口までの距離が短くなり、高い周波数帯の音がブーストされます。
これにより明るい響きの声が作られます。
人間の耳は、
明るい響き=地声、暗い響き=裏声
と認識しやすい傾向にあると考えています。
Beforeの声に明るい響きが足されたことで、地声感が強調されたことがお分かりいただけるでしょうか?
これらによって自然な地声感のある声の完成です。

しかしBeforeを聴いてみると、最初から頭声〜地声のスムーズな行き来が出来ていることも伝わると思います。あくまでこのような技術が前提としてあっての技なので、日頃から基礎的なトレーニングを行うことも必須です。
一緒に頑張っていきましょう!

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

ロングトーンを歌う時のイメージと、それが声に与える影響

ロングトーンを真っすぐ歌うことは、意外と技術が求められます。自分では歌えていると思って録音を聞いてみると、少しずつ音が下がっているなと感じたことがある方も多いかなと思います。
サビの終わりだったり最後の締めとしてロングトーンのメロディが書かれているような曲だと、声が多少疲労している中で歌わなければならないので、喉が苦しくなった結果音程が下がるということが起こりやすいです。せっかくそれまで上手に歌えていても、最後にそういうミスがあるとすごく残念な印象になってしまいます。

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この動画ではそのロングトーンを真っすぐ歌う時のイメージ、マインドセットが紹介されています。
桜田先生は”動力を送り続ける意識”を持つことがその助けになると紹介しています。ここでいう動力とはつまり息です。
「じゃあ吐く息の量を増やせばいいのか」という発想になりがちですが、大事なのは”声門の間”の息の量を増やすことです。
あ母音を打ち込み続けるという意識の時と、ただ音を伸ばしている時の声を聴き比べてみると、後者に比べて前者では柔らかい音が聞こえてくるのがわかります。
この時、声帯が閉じる力と声帯の間を流れる息の量はおおよそ半々くらいのバランスになっていると考えられます。
韓国ではJ.Y Park先生の「声半分、息半分」という言葉が有名ですが、このバランスが発声において非常に重要です。
”動力を送り続ける意識”が、結果的に声門間の息の量を増やす助けになり得ると考えます。特に喉が緊張しやすいという方には発声の良いヒントになるかもしれません。

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

ボーカルフライから声門閉鎖&正しい息の量を学ぼう

声に対して息の割合が多くなってしまう、いわゆる息漏れ声になってしまう方多いと思います。そういった方におすすめなのが、ボーカルフライ(エッジボイス)から始めて徐々に声につなげていくという練習方法です。
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「あ゛あ゛あ゛」というブツブツ揚げ物を揚げている時の音を連想させるこのボーカルフライという声の状態では、主に声帯を閉じる筋肉だけがアクティブになっていると考えられています。息が漏れやすい方の場合、この声帯を閉じる筋肉が上手く機能していないと考えられます。ボーカルフライ→声とつなげていくことで、しっかり声帯を閉じる感覚を養うことができます。
またそれと同時に、発声においての正しい息の量を認識することにもつながるのかなと思います。息漏れ声になってしまったり、逆に叫ぶように歌ってしまうなどして発声が上手くいかないなと感じている方の場合、息をたくさん吐きすぎてしまっていることが多いです。声帯は大体爪くらいの大きさだと言われています。そう考えると、声帯が受け止めきれる息の量ってそんなに多くなさそうですよね。
自分の息が多くなりやすい音域を考え練習してあげてください!
またボーカルフライを練習する際、必要以上に喉周りが締まってしまい上手くブツブツ音が出ない方は、首を回しながらリラックスしてやってあげてください。

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

息の量をコントロールして高音曲をクリアしよう

スタッフちゃんがOfficial髭男dismさんのSubtitleにチャレンジしています。この曲歌ったことがある人はわかるかなと思うのですが、サビで物凄く歌い上げたくなりますよね。
エモーショナルに歌おうとすると、多くの場合で人はたくさん息を吐こうとします。その結果途中で息が足りなくなり、そのパートを歌い切れなかったりすることはよくあります。

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Beforeの歌唱では吐いている息の量が多いため、途中で息漏れした音や大きいブレスの音が聞こえてくるのがわかると思います。このようなとき僕は「車がガソリン漏れしたまま走り続けている状態」と表現をすることがあるのですが、要するに声の原動力となる息を不必要に消耗してしまっているのです。
優子先生は、声道を細くして物理的に息の量を制限できるNayという言葉でレッスンを行っています。もっと息の量を減らしても歌えるんだよということを身体にインプットします。
その結果スタッフちゃん自身も楽に歌える感覚を覚えています。

Afterでは息漏れもなくなり、とても楽そうな状態で歌えています。特に「君にプレゼントし"た”くても」のところは顕著に違いが感じられると思います。この状態であればサビを歌い切るのは容易になってきそうですよね。
歌唱において表現をつけられるということは、その人が歌心を持っているということで素晴らしいことなのですが、楽曲を歌い切るためのマネジメントを考え、ある種理性的に歌うということも歌い手にとって必要な能力です。

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

低音→高音に入っていくときに、低音で使っているチェストボイス(地…

低音→高音に入っていくときに、低音で使っているチェストボイス(地声)をそのまま持ち上げて高音を歌おうとする方は多いかなと思います。特に1st Bridgeと呼ばれる中高音域のエリア(男性だと高いミ〜ソ、女性であれば高いラ〜ド)であればそれは顕著です。

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このレッスンでは、tuki.さんの晩餐歌をスタッフくんの声の良さが出るようにキーを5つ下げて歌っています。Beforeでは、「最高のフルコース」というフレーズをチェストボイスを持ち上げるように歌っています。キーを下げたことにより、このフレーズの音程がちょうど男性の1st Bridgeのところに差し掛かってくるので、こういう歌い方になりやすいんですね。
このフレーズをtuki.さん本人のように途中でチェストボイス→ファルセットに切り替えて歌いたいということで、ゆうり先生はFO(フォ)という言葉でエクササイズを行っています。Fの子音をくっつけてあげることで声帯間の息の量を増やし、うまく声の力が抜けるように誘導してあげます。
このエクササイズのポイントはバランス良くつながった声で歌うのではなく、逆に低音と高音で差をつけて歌うことにあリます。
上がってくる途中の音を地声で強く歌うことで、あえて上で急に裏声にひっくり返ったように聞かせます。tuki.さんの歌い方を再現するために、普段のレッスンとは少し違ったディレクションをしているのだと思います。

Beforeでは力強いエモーショナルな歌唱、Afterではアーティスト本人のような柔らかく切なさを感じる歌唱。どちらが正解ということはなく、どちらにも良さがあり自分はどう歌いたいのかを考えることが大切なのかなと感じます。

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

陽香先生とスタッフちゃんによる、高くて強い声を作り上げていくレッスンになります。

陽香先生とスタッフちゃんによる、高くて強い声を作り上げていくレッスンになります。

「BABYMONSTER / SHEESH」
YG Entertainment発、BLACKPINKの系譜を継ぐBABYMONSTERの王道ガルクラです! さすがにYG発というだけあって、歌もラップもめちゃくちゃ上手いです笑。
さてそんなBABYMONSTERのデビュー曲、SHEESHではBridge(Cメロ)の部分で非常に高い音で、なおかつ力強く歌うフレーズが出てきます。「Fly away, オン セサグル ティジボ, Come on let's ride〜」のところですね。ここずっと高い笑。

【舌の位置とそれが声に与える影響】
そんな難しいフレーズに挑戦しているスタッフちゃんでありますが、入りはすごく綺麗にまとまった声で歌えていますよね。ただその反面、Come on let's rideのところでパワーを作るのが難しくなってしまい、思いっきり声が抜けてしまっているなという印象です。
このbeforeのスタッフちゃんの声を聞いて、なんとなく歌のお姉さんを想起しませんか? いわゆる喉が開いた声というか。
喉はすごくリラックスした状態を作れていると思います。ただこのバランスだと、ここのフレーズを歌うのは難しい。なんとかしてこの声にもっとパワーを入れたいと考えたとき、陽香先生は「YAY(イエイ)」という言葉でエクササイズを行っています。
イとエの母音を発音しているとき、舌は口の中の前の方にポジションを取ります。舌が前の方にあるとき、声色としては明るい音色を作りやすいです。この明るさが声にパワーを与えてくれます。
しっかりYAYでパワーを入れていきますが、練習する音の高さを考えると非常に強度が高いです。そこでビブラートを使ってあげます。
ビブラートが、パワーが入りすぎないように上手く力を分散させることで、声にしなやかさを与えます。力強いかつしなやかな高音の完成です。最初とは全く印象の違うパワフルな歌声になりましたね!

加藤真太郎 名古屋スタジオ・

陽香先生とスタッフ先輩が絢香さんの名曲「三日月」のレッスンをしています!

陽香先生とスタッフ先輩が絢香さんの名曲「三日月」のレッスンをしています!

【プルチェスト(張り上げ、叫び上げ)】
こちらの動画では、スタッフ先輩がサビの
「そう no more cry〜」のcryの部分を地声で張り上げて歌っています。絢香さん本人はここをファルセット(裏声)で歌っていますよね。楽曲のカバー歌唱において、自分の声の特性を生かすということは非常に重要なことです。しかしある程度原曲にリスペクトを持つという気遣いも必要であり、このフレーズというのは誰もが一度は聞いたことがあると思いますので、この歌唱に違和感を持つ人も少なくないはずです。

【GO 1オクターブ幅+トップで4回リピート】
しかしながらスタッフ先輩、声が非常に高い方です(笑)
cryの音の高さがD5なので、高い声を元々持っている女性からするとこの高さというのは難なく地声で張れてしまいます。
この部分をファルセットに逃してエモさを出していこうという作戦立てから、GOという言葉でエクササイズを行っています。
Gの子音が豊かめな音色になるのを助け、オとウの二重の母音が裏声に声を逃すのを助けます。このエクササイズで声に癖づけを行い歌唱に生かしています。原曲のエモさが再現されていますね!

【まとめ】
このGOを発音するときに注意したいのが、「口を縦に開く」ということです。このように裏声に逃したいフレーズであってもそれが難しいと感じる方の場合、原因として口を横に開けすぎているということが考えられます。オ母音で横に開けすぎるとア母音に寄っていきやすいです。ア母音に寄っているとき人は声を張り上げたくなります。声の特性です。
このエクササイズの中であれば、GO(ゴー)がGA(ガー)に寄っていないか録音して確認しながら練習してあげるのも良いかと思います。
どうしても口を縦に開くのが難しいよという人は、ムンクの叫びみたいに手で頬を押さえながらやるのも良いでしょう。

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