金子 恭平2026年8月13日 9:41 am
以前よりも声域が広がって、先生からも「ミックスボイスが出ているよ」と言ってもらえる。だけど、曲の後半になると疲れてしまう──この段階で悩む歌い手さんは多いです。
持久力の問題などもありますが、多くの場合、原因はアッパーチェスト~1stブリッジ付近の過剰な声門閉鎖です。
対策の一つとして、アッパーチェスト音域でのビブラートやトリルの練習が挙げられます。積極的に音を動かすことで、難しい音域で声帯周りを固めないスキルを身に着けていきます。
人間の本能として、何かにしがみつくように声を安定させようとしまうものです。
ビブラートやトリルの練習を例に取ると、音程間を移動するときに、反動をつけて揺さぶるような動きになってしまうことが多いのです。録音を聴いてみると、どちらかの音量が大きくなっていると思います。
心地よく不安定でい続けられることが、実は安定した発声のコツになります。
掴みどころのない場所で、ふわふわと漂うように(けれども、必要な力だけはしっかり使って)歌えるようになりましょう!