「どんなアーティストの声を参考にしたら上手くなりますか?」
レッスンの中でよく聞かれる質問ランキングがあったら、おそらく上位に来る問いです。
それに対して僕は毎回、
「自分の声と向き合いましょう」と伝えます。
そのアーティストにはその人の声。
自分には自分の声があります。
当たり前の話ですが、皆それぞれ違う声を持っています。
声種という括りはあれど、世の中に100人いたら100人が違う声を持っているといえます。
最初からただ声を張るだけで高音が軽々出てしまう人もいれば、
大なり小なり、ある程度努力しないと出せない人もいます。
自分の声の出し方は、自分で見つけていくしかないのです。
その手助けをするのが、僕らボイストレーナーの役目だと思います。
レッスンの中で声を出しやすい方向に導いていく。
その過程において、「この人は自分の声をよく分かってくれる」とトレーナーのことを感じるかもしれません。
しかし究極的には自分の声は自分にしかわからないし、自分が一番理解していなきゃいけないと思います。
最終的には自分自身で声をトレーニングしたり、メンテナンス出来るようになってほしいというのが僕の願いです。