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桜田ヒロキ

自分の歌、録音して聞いていますか?

自分の歌、録音して聞いていますか?
これは僕が日々のレッスンで本当によくやっていることです。 昨日のレッスンでも、まさに同じことをやりました。
特に、新しい発声方法を身につけている時ほど録音は重要です。

例えば少し高めの楽曲にチャレンジしてもらって、
「おお、すごく良くできてるじゃん」
と僕が伝える。

すると、
「でも、これ裏声ですよね?」
と言われることがあります。

そこで、
「OK。じゃあ今の声、録音で聞いてみようか」
となります

実際に録音を聞いてもらって、
「どう?」
と聞くと、
「あれ?思ったより裏声っぽく聞こえないですね」
となることがよくあります。

本人がその声を、地声と感じても、 裏声と感じても、 ミックスと感じても、そこはそれほど重要ではありません。

大切なのは、自分の内側の感覚だけで、
「これは弱い声だ」 「これは使えない声だ」
と判断しないこと。

実際に外へ出ているサウンドを聞いて、自分の体感と結び付けていくことです。

特に強いヘッドボイスやミックスを覚え始めた時、
本人には、「弱く出している」 「力を抜きすぎている」ように感じることがあります。

でも、それは本当に声が弱いのでしょうか。
単純に「頑張っている感覚」が減ったことで、弱く感じているだけかもしれません。
本人の努力感は小さい。
でも録音すると、 十分な音量がある。 十分な明瞭さがある。 ちゃんと強い声に聞こえる。
少ない労力で大きな出力が得られているのであれば、僕からするとかなり良い状態です。

僕が一番避けたいのは、せっかく新しく出せるようになった声を、本人が「これは裏声だから使えない」 「弱いから使えない」と判断して捨ててしまうことです。

そんな時は、
「この声、もっと明るくできます」 「もっと太くできます」 「もっと強くできます」
と伝えます。

今出ている声を完成形だと思う必要はありません。
まず、その新しい発声を積極的に使う。
そして、そこから音色や強さを育てていく。

新しい声を覚えた時ほど、自分の体感だけで評価しない。
録音して、外ではどう聞こえているのかを確認する。
これは僕が日々のレッスンで、とても大切にしていることです。

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