桜田ヒロキ2025年3月20日 2:59 pm
【異性のクライアントの指導に悩んでいませんか?】
異性のクライアントを指導する際、「自分とは音域や発声の特性が違いすぎて、どうアプローチすべきか分からない…」と感じることはありませんか?
私自身、良いボイストレーナーの一つの指標は「異性の生徒を的確に指導できること」だと考えています。
男性と女性ではさまざまな違いがありますが、最も大きな違いは音域にあります。
一般的に、
•男性は音域のうち 約2/3が胸声、約1/3が頭声
•女性は音域のうち 約1/3が胸声、約2/3が頭声
と言われています。これが声の性質の違いにつながるのです。
さらに、この特性により問題が起こりやすい音域も異なります。
•男性の場合は E4〜G4 付近で、低緊張や過緊張が起こりやすい
•女性の場合は A4〜C5 付近で問題が起こりやすい
つまり、どんな楽曲や音階練習でも、以下の3点に注目することがポイントになります。
1. どの音域で問題が起きているのか?
2. なぜその問題が起きているのか?
3. どのような方法で改善できるのか?
これらを意識するだけでも、指導の際に頭の中が整理され、効果的なレッスンの組み立てがしやすくなるはずです。
異性の生徒に対する指導のヒントとして、ぜひ活用してみてください!
加藤真太郎2025年3月19日 8:23 pm
【ボーカルフライから声門閉鎖&正しい息の量を学ぼう】
声に対して息の割合が多くなってしまう、いわゆる息漏れ声になってしまう方多いと思います。そういった方におすすめなのが、ボーカルフライ(エッジボイス)から始めて徐々に声につなげていくという練習方法です。
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「あ゛あ゛あ゛」というブツブツ揚げ物を揚げている時の音を連想させるこのボーカルフライという声の状態では、主に声帯を閉じる筋肉だけがアクティブになっていると考えられています。息が漏れやすい方の場合、この声帯を閉じる筋肉が上手く機能していないと考えられます。ボーカルフライ→声とつなげていくことで、しっかり声帯を閉じる感覚を養うことができます。
またそれと同時に、発声においての正しい息の量を認識することにもつながるのかなと思います。息漏れ声になってしまったり、逆に叫ぶように歌ってしまうなどして発声が上手くいかないなと感じている方の場合、息をたくさん吐きすぎてしまっていることが多いです。声帯は大体爪くらいの大きさだと言われています。そう考えると、声帯が受け止めきれる息の量ってそんなに多くなさそうですよね。
自分の息が多くなりやすい音域を考え練習してあげてください!
またボーカルフライを練習する際、必要以上に喉周りが締まってしまい上手くブツブツ音が出ない方は、首を回しながらリラックスしてやってあげてください。
山下奈央子2025年3月19日 5:52 pm
【楽曲の研究】
皆さんは楽曲を練習する時、何に気をつけていますか?
プロの歌手は、聞いている人を飽きさせないようにテクニック的な歌い回しをたくさんしています!
同じような技術を習得するためには、完コピの練習がオススメ。
どういうところに注目しているのか解説していきます。
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「ずっと ずっと」は「と」の時にブレッシーな声になっているのが印象的です。
Tは無声子音なので、発音する瞬間は声帯の振動を伴いません。
そうすると歌のフレーズは途切れやすいため、後輩ちゃんはあんまりをTを発音せずに綺麗に繋げて歌ってくれています。
フレーズは繋げたいけど、息の流れは止めたくない。
ということで「と」→「ツォ」してみたというわけです。
「好きな」の音程はC・C・C#です。
力強く歌うにはちょっと高く感じる音程ですが、C#に向かって躍動していっています。
どんな音域であっても固めて歌うとしんどいので、「好き」のCはちょっとstaccatoするイメージでC#に入るとダイナミクスもついて歌いやすいかと思います。
最後の「を」でwをしっかり入れて歌うのは、定番の歌い回しではないでしょうか?
でも、そういう歌い方があるというインプットがないと聞き逃してしまいがち。
これを読んだあなたは今インプット出来たので、意識しながら本家を聞いてみてください^^
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表現力がない、と悩んでいる人の多くが圧倒的インプット不足だと思います。
プロは本当に細かいところまでこだわって歌っているので、時にはすごく集中して曲を聴いてみてくださいね!!
田栗ななえ2025年3月19日 9:59 am
「口を開けましょう!」の『口』ってどう開ける?
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歯医者さんで「口を開けて」と言われたら、唇を大きく開くことをイメージするかもしれません。おそらく、歯医者さんではそれが正解です。
一方、歌を歌うときの「口」はどうでしょうか?
歌でいう「口」は、
・『咽頭(喉)』→『口の中(口腔)』→『唇』
までの一繋がりを指します。
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今回のスタッフちゃんのBeforeでは、口が閉じているように見えるほど開きが狭くなっていました。そうなると、
共鳴する空間が狭くなる
舌の位置が正しく形づくれない
その結果、 声がうまく響かず、言葉が聞き取りにくくなってしまいます。
せっかくの素晴らしい声、しっかり響かせたいですよね!
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◆ゆうこ先生のアドバイス
・奥歯に指をかますようにしながら、口が閉じない状態をキープする。
※ 口を開けたときにできる、顎と顎の間のくぼみを保つイメージ。
※歯と歯の間に適度な空間を作るのもおすすめ。
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Afterでは、声がしっかり響き、言葉もクリアになってます!
口の開け方ひとつで、歌の印象は大きく変わります。ぜひ試してみてくださいね☺︎
三浦優子2025年3月18日 4:28 pm
【上手くいかない時の母音はどうなっている?】
高音で怒鳴りがちになる時は、母音に注目してみましょう!
動画のbeforeでは、「into the unknown」の「ノ」の母音が「ア」っぽく聴こえてしまっています。
「ア」という母音は出力される母音でもあるので、怒鳴りがちになる傾向があります。
「口が横に広がってしまっているので、広がらないように」と長谷川先生は指示をしています。
自分では「オ」を出しているつもりでも、無意識に口が横に広がってしまい「ア」に近い母音を発声してしまうこともあるので、鏡を見て口の形を確認するのも良いです!
beforeのなおこ先生の声もしっかり出ていて良いと思いますが、afterで口を縦にしたことで声がまとまって、より良くなっていますね♫
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逆に、高音で張りがなくなってしまう場合には、あえて口を横に開いて「ア」っぽく歌って出力をさせるということも有効です!
いろんなアーティストの曲を耳をそば立てて聴いてみてください。
高音で「オ」を「ア」っぽく歌っていたりなどと、あえてニュートラルな母音で歌っていないケースもあります!
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このように音色のために母音を調整するのはテクニックの1つとして良いですが、意図せずに口が横に開きすぎていたり、口が全然開いていないがために母音が崩れてしまうのは好ましくありません。
まずは上手くいかない部分は口の開け方や母音がどうなっているかをよく聴いて確認してみてくださいね!
金子 恭平2025年3月17日 1:53 pm
【小さな声で高音を習得!】
「自宅で声が出せないんですが、無音でできる練習はありませんか?」
ボイストレーナーをやっていると、この質問をよくされます。
答えを言ってしまうと、声を出さずに声を鍛えることは難しいです……。
ですが、小さな声を使ったエクササイズならございます。
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発声の問題の多くは、声門閉鎖の加減ができないことで起こります。人それぞれの癖によって、下記の失敗パターンに分かれます。
Pull Chest:地声の張り上げ。声帯を強く合わせすぎている。
Flip:声の裏返り。ブリッジ(換声点=地声から裏声への切り替わりが起こるエリア)で声帯を合わせておけない。
Light Chest:裏声で低中音を歌う。声帯を合わせられていない。
下記の動画で紹介しているエクササイズは、上記すべての改善に役立ちます。
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あなたが歌唱で困っていなかったとしても、「大音量じゃないと安定しない」という場合は、やはり声帯の合わせ具合の加減ができていないということになります。
得意なことから始めて徐々に苦手を克服していくのがボイトレの基本になるので、必ずしも小声練習ばかりをする必要はありません。
しかし、最小の音量でバランスの取れた発声を体験することには、大きな意味があります。
ミニマムな「息の量」と「声門閉鎖」で完璧なバランスを体感する――。
それを必要に応じて膨らませた状態が、理想の発声だと考えます。
小さな声で歌うときと、大きな声で歌うときの発声が、地続きに感じられるといいですね。
ぜひ、動画のエクササイズを試してみてください!
桜田ヒロキ2025年3月15日 10:45 am
【Internal Hydration(身体の内側からの加湿)について】
冬から春先にかけての乾燥は、歌う人にとって本当に辛いものですよね。
加湿には、次の2つの側面があります。
1. 身体の内側からの加湿(水分摂取)
2. 身体の外側からの加湿(加湿器などの環境調整)
どちらが重要か、という話ではなくどちらも同じくらい大切です。
今回はそのうち、身体の内側からの加湿についてお話しします。
水分はどれくらい必要?
健康的な身体を維持するためには、一般的に1日30〜40mlの水分が必要と言われています。
例えば、体重50kgの方であれば、1.5〜2リットル程度が目安になります。
この量には食事から摂取される水分も含まれますが、特に女性は意識しないとこの量に達していないことが多いです。
水分不足が声に与える影響
水分が不足すると、声帯の粘膜が硬くなり、粘り気が増してしまいます。
その結果、声がかすれやすくなったり、喉が絡むような感覚が出やすくなります。
実際に、水分摂取量を見直したことで「声の出やすさが改善した」というケースも少なくありません。
水分不足では練習の効果もダウン
いくら発声を改善しようとしても、水分が足りていない状態では思うように声が出ないことがあります。
声のコンディションと水分摂取は密接に関係しています。
シンガーの皆さんは、ぜひ意識的な水分摂取を心がけてみてくださいね
三浦優子2025年3月14日 10:29 am
【ビブラートの練習法】
ゆっくりになりすぎず、細かくすなりすぎず、適度なビブラートをかけることは、苦手な方にとっては苦戦する技術の1つかもしれません。
後輩ちゃんと真太郎先生が行っているエクササイズはビブラートを取得するのにとてもオススメです!
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高音から低音へと下降するエクササイズの最初と最後のところでビブラートをかけています。
ポイントは最初の「ウィヒッヒッ」と最後の「イヒッヒッ」という部分になります。
この部分は3つのかたまり(3連符)を弾ませて(スタッカート)発声します。
初めての方はこの部分がうまく弾ませなれなかったり、だんだん母音が崩れてしまったりすることがあります。
声門閉鎖が強すぎたり、弱すぎたりしてしまうからです。
なので、真太郎先生のデモのようにするためには、適度なバランスを探していく必要があります。
この適度なバランスを探していくことはビブラートの取得だけではなく、豊かな音色にするためにもとても大切なことになります!
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難しい場合はまずはテンポを落として練習をし、確実にできるようにしてみましょう!
また、これができるようになった方は、中間の「イーイーイー」と下降しているところにもビブラートをかけると良いです◎
私自身、ビブラートにはかなり苦労をしました。
ビブラートの練習方法は他にもありますが、個人的にはこの「3連符を弾ませる」という練習がビブラートの取得にかなり役立ちました!
苦手な方はぜひチャレンジしてくださいね♪