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高音域の練習メニュー大公開!

スクリーンショット 2016-04-06 18.00.31

こんにちは!VT Artist Development桜田ヒロキです!

今回はより実践的なエクササイズ方法として動画でお手本映像を駆使してみました。

エクササイズの目的は低音域から高音域までスムーズに繋ぐ事。
チェストボイスを張り上げる事なく、地声感のあるヘッドボイスの強化。

どちらかと言うと中級〜上級者向けのエクササイズです。
お手本をよく聴いて練習してみてくださいね!

【トレーニングメニュー】
リップバブル 1.5オクターブ
リップバブル ブロークン・アルベジオ
MUM 1.5オクターブ
NAY オクターブ・リピート
GEE 1.5オクターブ (LOW LARYNX)
GEE オクターブ・リピート(LOW LARYNX)
GOO 1.5オクターブ(LOW LARYNX) 
GOO GOW オクターブ・リピート (LOW LARYNX)
NOW 1.5オクターブ
NOW オクターブ・リピート
NAA 1.5オクターブ
NOO NOH オクターブ・リピート

リップバブル

リップバブルはSemi Occludedエクササイズと言われ、唇で発声をブロックをした状態で行う発声方法です。
よく動画を観察してみて、極度に息漏れをしているような発声状態にならないように注意してみてください。
これはあくまで発声訓練であり、息を吹くための訓練ではありません

MUM 1.5オクターブ

ニュートラル〜ローラリンクス状態で行うエクササイズです。
最初のうちはあまり強い音を意識せずに低音と高音で極端な音色や音量の変化が起こらないように注意してやってみましょう!

NAY オクターブ・リピート

このエクササイズは声に倍音を含ませるためにとても有効なエクササイズです。
声に倍音がない状態=ファルセットです。

倍音の基礎知識はこちらをどうぞ。

GEE 1.5オクターブ 〜 GOO 1.5オクターブ

これらはローラリンクスエクササイズと言うエクササイズです。
目的は・・・

・喉頭の極度なUP DOWNを無くす。
・声帯同士の圧迫を減らし「柔らかい発声」を身につける
・声帯の状態はファルセットに近いので「高音に対する恐怖心をなくす」と言うメンタル的な訓練にもなります。

喉頭を下げた状態で行うエクササイズですので、若干首の前側がダルく感じますが、疲労感が強くなったら休憩を挟んでくださいね。

GOO GOW オクターブ・リピート

GOOからGOWに遷移する時に重くならないように、チェストボイスが極度に入ってこないように注意して行ってみて下さい。

NOW 1.5オクターブ〜NOW オクターブ・リピート

OHの母音は比較的ヘッドボイスへの以降が楽な母音です。
母音がAHに変わらないように要注意です。
AHに変わっている場合、多くの場合でチェストボイスを過剰に使いすぎています。

NAA 1.5オクターブ

母音は「あ」と「え」の間。Appleの「あ」です。
エクササイズとしてはより強く、高い周波数帯域に倍音を含ませるエクササイズです。
チェストボイスが過剰に入りやすいエクササイズでもあるので十分注意して下さい!

NOO NOH オクターブ・リピート

NOOからNOHに遷移する時に重くならないように、チェストボイスが極度に入ってこないように注意して行ってみて下さい。
エクササイズを繰り返す中で段々、「重くなく、強い感じ」が感じられるようになってくると思います。

まとめに

このエクササイズ集はひっくり返り防止策をNay Nayエクササイズで行い、
チェストボイスを張り上げる防止策を「Gee ~ Goo」のエクササイズで張り、その後でしっかり声を強くするように考えられています。
副作用を抑え込んだ非常にバランスの良いエクササイズメニューですのでぜひお試しあれ!^^

ちなみにこのメニューはSpeech Level Singingのセスのエクササイズを分析して組み立てたエクササイズです。

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投稿者プロフィール

桜田ヒロキ
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2008年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター

アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中のボイストレーナー。
アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間2000レッスン以上を行うボイストレーナー。

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