長谷川ゆうり2025年2月3日 4:57 pm
お手本の歌手の方の、力強い、太いリッチな声の印象をマネしようとして、
この動画のスタッフちゃんのように、重々しく、声を掘りすぎてしまっている方は結構いらっしゃいます。
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Before の声の状態を分析してみると、
・喉頭が下がりすぎている
・母音が深くなりすぎている
・舌が奥まりすぎている
リッチな音色というよりは、こもった感じの音色になってしまっていますね。
マイクのりもあまり良くなさそうです。
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陽香先生のレッスンでは、
ケッ、ケィ を使って、声色を明るくするトレーニングをしています。
このエクササイズで、
下がりすぎた喉頭を引き上げ、舌の位置を高めに持っていくことにより、明るく鋭い響きに寄せていきます。
大切なのは、それぞれの持ち声にあったサイズ感の「リッチな声」を出すこと。
After は、スタッフちゃんの持ち声にあう「リッチな声」になった事により、ビブラートのかかり具合が軽やかになり、グルーヴ感もグッと良くなっています♪
金子 恭平2025年2月3日 1:14 pm
【メロディをブツ切りにしないで!】
歌は基本的にレガート(滑らか)であるべきです。速い曲でも、グルーヴが売りの曲でも。
「レガートかつリズムコンセプトが伝わる歌唱」が多くの人に好まれるので、プロ歌手は大抵そのように歌っています。
※例外パターン
僕が10代でアイドルをやっていた頃は、プロデューサーからとにかくアタック(音の立ち上がりの強調)を沢山つけるよう指示されていました。僕の歌唱力が低かったので、ブツ切りにしてでもリズムを引き出してくれていたのだと思います。
また一部の音楽ジャンルでは拙い雰囲気が好まれるので、そうした狙いがある場合はあえてチョッピ―(ブツ切り)に歌うのもアリでしょう。
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さて、今回は滑らかな歌唱の効果を実感させてくれる動画を観ていきましょう。スタッフ後輩ちゃんが、ちゃんみなさんの『Never Grow Up』を練習しています。
Beforeはまさにブツ切り歌唱ですね。
アタックが付きすぎていますし、語尾の余韻も感じられません。下手ではないけれど、子供っぽい印象を受けるのではないでしょうか。
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奈加先生の指示は
・リラックス(正門閉鎖をゆるめる)
・語尾を意識して柔らかさを出す
です。レガートになるよう導いていますね。
ちなみに奈加先生の「狂わせた」の伸ばし方がめちゃくちゃ格好いいです!ハスキーな声とほんの少しのしゃくり上げで、ニュアンスが爆増しています。
先生の指導を受けて、スタッフ後輩ちゃんの歌い方も少しずつよくなっていきます。
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「最後のキス あぁ」の「あぁ」の頭に、あえてHをつけるように指示が入りました。
ウィスパー成分が増して、やるせない感情が強調されています。
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After歌唱、すごく良くなっていますね!
切なくてセクシーで、それでいてしっかりリズムコンセプトが聞こえてきます!
桜田ヒロキ2025年1月27日 1:08 pm
【ボイストレーナー向け】
鼻声、生徒さんに多くないですか?
鼻声に悩む生徒さん、結構いませんか?
今回の例は「開鼻声」といって、鼻に音を導きすぎた結果、濁った鼻声になってしまうケースです。
開鼻声になると、声の出力が弱まるだけでなく、声色も鈍くなってしまうため、効率的な発声とは言えません。
ただし、「ま行」や「な行」のような子音は鼻声になるのが正しい場面もあります。これらは鼻声子音と呼ばれ、発音時に鼻に響く必要があります。
しかし、母音を発声しているときに鼻声になってしまう場合、それは改善が必要です。
鼻声を治すエクササイズ
効果的な方法のひとつが、B子音やG子音などの破裂音を使ったエクササイズです。鼻声は母音を発声する際に口蓋帆(こうがいはん)が下がることで起こります。
破裂音を発音する際には口蓋帆が自然と上がり、口腔内の気圧を高めてから音を出すので、鼻声を防ぐ助けになります。
ただし、口蓋帆が下がりすぎると「んがぁ〜」のような濁った音になりやすいので注意しましょう。
このエクササイズを繰り返すことで、口蓋帆を正しくコントロールできるようになり、鼻声を改善できます。
コツは「お手本」を作ること
まずは鼻声になりにくい発声をしっかり練習して、自分の中に「正解の感覚」を作りましょう。
一度お手本ができると、正解と不正解を明確に区別できるようになるので、練習の質がグッと上がります!
鼻声の改善は時間がかかることもありますが、地道な練習で確実に変化が出ます。生徒さんのサポートにぜひ役立ててください!
金子 恭平2025年1月27日 12:04 pm
【高音発声に息の量はとっても大事!】
歌声を決める要素は下の3つです。
・息の量
・声帯の閉じ具合
・母音(喉や口の中など、声の通り道の形)
発声に問題を感じるときは、このうちのどれか、もしくは複数に問題が起きています。
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今日もレッスン動画を観ていきましょう。
スタッフちゃんが優子先生と『Subtitle(Official髭男dism)』を練習しています。
Beforeの歌唱は少し苦しそうですね。特に、「したくても」の部分で声帯に息を当てすぎているのが気になります。全体的に歌が上手いので分かりづらいですが、高音で怒鳴っているのです。
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これを受けて、優子先生はNayを処方します。狭い口内を使って効率のいい共鳴を探しつつ、息の量を調整しています。
優子先生のデモを聴くと、省エネかつ芯のある声が出ていますよね。
ちなみに、このときの優子先生の声帯は裏声モードで振動しています(地声で歌うこともあります)。
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高すぎる喉頭を少し下げて、曲にふさわしいトーンに調整します。ハリウッド式のボイトレでは、このように段階を踏んで発声を改善していくことが多いです。
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Afterでは息の量が適切になり、滑らかに歌えていますね。
高音で叫んだり怒鳴ったりしてしまう方は、動画と同じ手順を踏んでみると上手くいくかもしれませんよ!
三浦優子2025年1月25日 7:06 pm
【ディズニーやミュージカルソングを日本語で歌うポイント】
日本語になると幼い歌い方になってしまうと思っている方、いらっしゃいませんか?
これは、英語より日本語の方が言葉の数が少ないからです。
ディズニーやミュージカルソングは英語の曲を日本語に変えていることがよくありますよね。
スタッフ先輩が歌っている「生まれてはじめて」の歌詞を見てみると
英語では「The window is open, so's that door」
日本語では「まどもドアもあいている」
このようになります。
英語の場合は、1つの音に対して単語が入っていたりと入る言葉が多いのに対して、
日本語は1つの音に対してほとんど1文字です。
これにより英語に比べると日本語はリズムや抑揚をつけづらくなります。
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スタッフ先輩となおこ先生のレッスンでは、日本語で歌うとしてもまず英語で歌ってリズムの感じを把握するということをしています。
1.メロディは付けずにラップのように歌う
2.メロディを付けて英語で歌う
3.日本語に戻して歌う
この工程をすることで、英語での歌い方のニュアンスを日本語でも活かすことができます。
英語が苦手な方は、まずはテンポを落としながらラップのように歌ってみましょう!
私は英語が苦手なので、最初はテンポを落としながらこの工程をしています♪
金子 恭平2025年1月20日 11:38 am
【喉頭の位置をコントロールして音色を変えよう】
声の深さで、歌の印象はガラッと変わりますよね。では声の深さは何によって決まるのでしょう。
答えは共鳴腔の長さです。短い共鳴腔からは高く明るい音、長い共鳴腔からは低く暗い音が出てきます。ソプラノリコーダーとアルトリコーダーの音の違いを思い出してみてください。
歌で共鳴腔の長さを変えるには、喉頭(声帯を収納している軟骨。のど仏)の位置を上げ下げします。喉頭を上げれば、音の発生源(声帯)から音の出口(唇)までの距離は短くなります。つまり音は明るくなるのです。喉頭を下げれば、音は暗くなります。
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下のレッスン動画では、Beforeのスタッフちゃんの歌声が細すぎる印象ですね。明るくて可愛らしい声ですが、もう少し深めの音質のほうが『青と夏』の情緒を表現できそうです。
ヒロキ先生はGowという発音を使ってスタッフちゃんの喉頭を下げています。顎をしっかり落とすほど、喉が上がるのを防いでくれます。
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Afterの声は、より魅力的に聴こえませんか?楽曲の良さも引き立っているように思います。
今回は高い喉を下げる、というレッスンでしたが、声質や楽曲によっては逆もよく行います。
あなたの発声器官は思った以上に多彩な音色を出せます。喉頭の位置をコントロールして、いろいろ試してみてください!
桜田ヒロキ2025年1月19日 11:55 am
【ボイストレーナー向け】
ひっくり返り(フリップ)解消トレーニング
中〜高音域で声がひっくり返る「フリップ」現象に悩む生徒さん、多いですよね。これは、声帯が声門下の圧力に負けてしまうことが主な原因です。
この問題を解消するための効果的なトレーニング方法を2つご紹介します。
1. 喉頭を上げて声門閉鎖を補助するトレーニング
「ネイ」という発音を使った練習がおすすめです。
この音は喉頭を上げやすく、声門の閉鎖をサポートします。
• 練習方法:
「ネイネイネイ」と発声しながら、喉頭を軽く引き上げる感覚を持ちます。これにより、声門の閉鎖が強化され、高音域でも地声の安定性が向上します。
2. 有声破裂音を活用したトレーニング
「ガッ」という破裂音を使う方法です。有声破裂音は声門の閉鎖を助け、さらに子どもがぐずるような音色を加えることで、適度な緊張感を作り出します。
• 練習方法:
最初はスタッカートで「ガッガッガッ」と短く発声し、慣れてきたら徐々にレガートで滑らかに発声します。これにより、声門の閉鎖が促進され、ひっくり返りを防ぐ効果があります。
これらのトレーニングを通じて、歌唱中の安定性を高め、最終的には歌詞を歌う際にもフリップを防げるようになります。生徒さんの声の悩みに合わせて、ぜひ取り入れてみてください!
田栗ななえ2025年1月17日 4:12 pm
【フェイクをなめらかにカッコよく作るの練習方法】
はるか先生とスタッフちゃんがフェイクの練習をしています。
フェイクはどうやって練習したらいい?
3つのポイントです。
①フェイクの音の確認
フェイクは、音の一つ一つが細かく聞こえてきながら、フレーズの流れを作れるととてもカッコよく聞こえます。ピアノなどを使ってきっちり確認すると精度が増します。
②ゆっくりから始める。
ゆっくりのスピードから練習することで音の動きをしっかり出すことができます。ゆっくりスピードでできた事を、「速くしても再現する」ようにスピードアップしていきましょう。速くして団子のように音が固まってしまったら、もう少しゆっくりに戻して慣れていきましょう。
③長いフレーズは分割して練習→繋げる
長いフレーズのフェイクの場合は、いくつかに分割して短いフェイクの塊を作ってみるとやり易くなります。その後に小さいフェイクをつなげて、長いフェイクのフレーズを作っていきます。短いフェイクをしっかり歌えるようになると、その後に長いフレーズを作れる未来が待っています◎
この『Don’t you worry about a thing」は、映画Singで使われている曲ですが、原曲はスティービーワンダーです。また、ジャズファンクバンドのインコグニートもこの曲をカバーしています。同じ曲をそれぞれがどう歌っているのか、比べてみるのも面白いですよね☺︎