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TIMELINEタイムライン

金子 恭平2025年3月1日 8:00 pm

【音階を使わない高音練習】

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VTのYouTubeチャンネルを遡っていたら、ななえ先生の面白いレクチャー動画を見つけました!

「ミックスボイスを探す際に、あえて音階を使わない」という内容です。

メロディを歌おうとしたときに喉回りがガッチリ固まってしまう人には、特におすすめの方法になります。

さて、肝心のやり方ですが――
遠くの人に呼びかけるように、“Hey!”と叫ぶ。
以上です(笑)。

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金子からの補足アドバイスとしては

・力みが強い人は、思い切ってめちゃくちゃ高い音でやってみる。
・息漏れが多すぎる人は、“Yey!”(イェイ)にしてみる。

といったところです。

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おまけ

・ミックス以前に地声が正しく出ない人の場合は、低めの音で“Ay!”(エイ)と叫ぶ。
・裏声が出ない人は、高い音で“Hoo!”(フー)と叫ぶ。

三浦優子2025年2月28日 6:45 pm

【舌が奥まってしまう人】

歌う時は舌は奥まらないのが大切です。
その方が音もクリアになりますが、喉に力が入ってしまったりすると、舌が力んでしまい奥まってしまうことがあります。
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はるか先生は「イェイ」という言葉を使って舌が奥まってしまったスタッフちゃんのエクササイズを行っています。
舌の位置は母音によって変わります。
「い」や「え」という母音は舌は前の方になります。
なので、奥まらないように舌が前になる言葉を選んでいます。
舌の位置の目安として、舌先は下の歯の裏や歯茎あたりについているようにして発音すると◎
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はるか先生は顎をできるだけ縦に振らないようにと指示をしています。
顎を縦に振ることによって、共鳴が変わってしまったり、また舌に力が入りがちの方は顎を動かすことによってより舌に力が入ったりすることも考えられるからです。
特に「イェイ」のように母音が続いている時は顎を動かさずに舌を使って母音を発音できると良いです。
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舌が奥まりがちな方は、ティッシュなどで舌を掴んで発声をしたりすることも有効ですので、用途に応じてお試しください♪

桜田ヒロキ2025年2月26日 2:28 pm

ライトチェストをストロー発声で改善?!

ボイストレーニングの定番になりつつある「ストロー発声」。これはSOVT(半閉鎖声道トレーニング)の一種で、喉をリラックスさせたり、声帯の働きを整えたりする効果が期待できます。

【ストロー発声の主なメリット】
✔ 声道を物理的に長くし、喉の緊張を和らげる
✔ 健康的な声門の閉鎖を促し、発声の効率をアップ

今回は 「地声が出しにくい」「低音域で裏声になってしまう」 という悩みを持つ方に向けたエクササイズを紹介します。

【エクササイズの流れ】
1️⃣ 口を大きく開き、舌を前に出す(あっかんべーの状態)
2️⃣ 自分が出しやすい地声の音域で、しっかり強めに発声

このステップでは、声帯をしっかり閉じる感覚をつかみます。ただし 無理に強く出しすぎたり、長時間続けたりすると喉を痛める可能性があるので注意!

その後、ストロー発声に移行。ここでも 地声が出しやすい音域で、少し強めに発声する のがポイントです。

ライトチェストの状態は 声帯が低緊張 になっているため、通常のストロー発声にこのひと工夫を加えることで、より効果的なトレーニングになります。

ぜひ試してみてください!

金子 恭平2025年2月24日 11:52 am

【表現力をアップしよう】

表現力のある歌とはどういうものでしょうか?
人によって思い浮かべる歌声は様々かと思いますが、すべてに共通しているであろう要素を抜き出してみましょう。

歌唱の装飾は主に三つの要素で作られます。

1. 音程のベンディング(音の出だしで低めまたは高めの音程からアプローチしたり、切る際に音程の上昇や下降を加えたりすること。この分類ではビブラートも音程のベンディングに含む)

2. 発音のアレンジ(無声子音を強調したり、「ああ」を「ぅぁあ」と歌ったりすること)

3. 呼気と声門閉鎖(音の出入りで、息を吐いたり声門を閉じたりしてノイズやエッジを加えること。声色としてのウィスパーボイスなどは別として考える)

ややこしいので、お手本を聴くのが一番ですね。今日は陽香先生から表現豊かな歌い方を教わりましょう!

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スタッフちゃんが、ちゃんみなさんの『ハレンチ』を歌っています。Before歌唱は丁寧で音程も正確ですが、ちょっと優等生すぎる印象でしょうか。

陽香先生は「音沙汰」の「お」にエッジをかけ、フレーズの出だしを色っぽく装飾しています。無理やり日本語で書くと「ぉぉおとさた」のようになりますが、大きな「お」の部分で若干声を押し出してリズムを強調しているのもポイントです。

※声帯が薄めの人はエッジボイス(Vocal Fry)が苦手な傾向にあります。寝起きで声帯が浮腫んでいるときは出せるけど、ウォームアップが終わると出なくなる、ということもあるでしょう。
気長に練習は続けてほしいのですが、適正の問題もあります。この技術だけにこだわり過ぎないほうが得策かもしれません。

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陽香先生は、エッジボイス以外にもたくさんの歌唱テクニックを提案してくれています。言葉で説明されていない部分も含めて、箇条書きで記していきましょう。

・「音沙汰ないから」の「ない」で音程をゆるやかに持ち上げる。直後、声門閉鎖で一瞬だけ音を止めることで、滑らかさを維持しつつ「から」のリズムを引き立たせる。

・「帰ったの」の「の」で二音の間を往復して、節回しを印象づける。

・「言ってよ」の「よ」はまっすぐ伸ばすのではなく、音程をフォールさせる。

・「タリラリラッタッタララ」は音程をしゃくり上げたり、発音を二重母音気味に変化させたりしてタメ感を作る。

こうして見ると改めて実感しますが、数多い装飾がさりげなくちりばめられることで歌の表現力が増しているのですね。
これらの技術が冒頭で挙げた三要素のうちどれに当たるのかを、ぜひ考えてみてください。

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Afterのスタッフちゃんの歌唱、とても格好よくなりました。「言ってよ」のフォールのあとで息を吐きながら音を切っているあたり、彼女らしさが出ていて素敵です。
こうした個性は、無理やり作り出すのではなく、あらゆる技術を学んだあとで自然に表れるものだと思います。
まずは食わず嫌いせずに、多くの表現方法を試してみたいですね!

長谷川ゆうり2025年2月23日 10:20 am

【音楽的な歌ってどういうこと?】

リズムがいまいち、歌にメリハリがない、と言われてしまう方へ。
意外とできていないのが『拍を数える』ということ!

特に、リズムが細かく、テンポが早い歌(またはその逆も然り)になるほど、拍を数えずになんとなく音楽に合わせて歌ってしまっている方が多いのです。

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今回のレッスンで奈央子先生は
どこの歌詞に頭拍がきているのかを、しっかり捉えて歌うようにレッスンしています。

「頭拍に言葉を押し込んでいくように」頭拍を重めにリズムを取ることにより、裏拍もはっきりしてきていますね♪

※ 動画では指パッチンで拍をとっていますが、苦手な方は手拍子で、ドラムを叩き込むように、しっかり音を鳴らしてやってみるのが良いかと思います。

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After の歌では

・裏拍も感じられている
・フレーズの切り方が明確になった
・歌詞にアクセント(抑揚)がついた
・音色の強弱がついた
・全体的に躍動感が出た

などの変化が見られますね!
こういった要素が色々含まれることで、より音楽的な歌になります。

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ちなみにミュージカルの楽曲では…

・変拍子(曲の途中で拍子が変わる事or 5拍子や7拍子等の奇数拍子の曲自体を指す)
・途中でテンポが変わる
・間奏中にセリフがある

といった要素が含まれる楽曲も多いので、拍子を理解し、拍を数えて歌う技術はとても重要です!

三浦優子2025年2月21日 1:34 pm

【裏声から地声の切り替え】

スタッフちゃんのBeforeでは裏声から地声に戻る時に弱々しくなってしまっています。
高音の裏声から低音の地声に移行する時に弱くなってしまう方は、しっかりと地声に降りれるようなエクササイズを取り入れてみましょう。
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スタッフちゃんと恭平先生のレッスンでは、地声に降りた時に声の深さも作るため「Gi」を使ったエクササイズを行っています。
「Gi」という言葉は喉の位置が高すぎるとアニメっぽい音色に近づいてしまうので、自分で音色を確認することもできますし、
母音が「イ」であることにより、声の深さに意識が向きすぎて舌が奥まってしまうのを防ぐこともできます。
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まずは上から「ド・ソ・ミ・ド」という音階を使って裏声で発声をして滑らかに地声に降りるという決まりを作っています。
次に3つ目の「ミ」で明確に地声を狙うことをしています。
このように明確にすることで、目的がわかりやすいですね◎
いきなり3つ目で地声を狙わず、滑らかに地声に降りることをすることでコントロールの練習にもなっています。
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このように一度エクササイズで調整してから歌に戻ると欲しいパワー感を再現しやすくなるので、ぜひ取り入れてみてくださいね♪

金子 恭平2025年2月17日 11:03 am

【ミックスボイスを作ろう!(ハイラリ編)】

ハリウッド式ボイトレでは、変な声をあえて使ってミックスボイスを疑似体験することが多いです。高音を歌う難易度がぐっと下がるからです。

そうしたエクササイズは、主に以下の二つに分けられます。
――High Larynx系統(ハイラリンクス=喉頭が高い)
――Low Larynx系統(ロウラリンクス=喉頭が低い)

今日は奈央子先生が、ハイラリ声を使ってミックスボイスを作る手順を教えてくれます。一緒に動画を観ていきましょう!

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まずは「Ke」と発音します。
音階で歌う前に「ケーッケッケッケ」と魔女の笑い声を真似してみましょう。
息っぽい声にならないよう注意しましょうね。

上手に喉頭を上げられると、声の通り道は短く、狭くなります。すると第二~第三倍音が強調された、キンキンと鋭い声が出力されます。
この共鳴状態が「楽なのに地声に聞こえる高音」の土台です。

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次は「Ge」で歌います。ハイラリを意識せず、普通の声で歌いましょう。

「G」の子音は先ほどの「K」よりも強い声門閉鎖を促すので、喉頭が下がって緩んだ分を補ってくれます。

音階は1.5オクターブの広いものに変わっています。
発声時の筋力バランスを固定せず、スムーズに移行させてくれる音階です。
一方で、人によってはこの長距離移動が仇となり、急激に声門が開いてしまうこともあるでしょう。

声帯を縮める力(甲状披裂筋)と閉じる力(外側輪状披裂筋)の働きが弱いと、このエクササイズの時点で声はスカスカになるはずです。
その場合は一つ前の「変な声でのKe」に戻りましょう。

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最後は「Nay」で歌います。

「N」はこれまでに使った「G、K」と比べると、声門閉鎖をサポートする力が弱いです。
またトップノートを連発する音階に変わっていることからも、徐々に難易度がアップしているのが分かりますね。

「e」と「i」の母音の間を移行するなかで、効率のいい共鳴ポイントを見つけられたら完璧です!

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奈央子先生が今回紹介してくれた手順はあくまで一例で、実際には生徒さんの個性や技術レベルに応じて段階の踏み方は変化するでしょう。

しかし、ハイラリ声を使ってミックスボイスの感覚に触れるというアイデアは、多くの人が活用できるはずです。ぜひ試してみてください!

桜田ヒロキ2025年2月17日 9:59 am

米津玄師「ガラクタ」—表現力をグッと高める歌い方のコツ!

「歌に強弱や抑揚をつけるのは大事」とよく言われますが、具体的にどうすればいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか?

今回、スタッフちゃんと恭平先生が「ガラクタ」のあるセクションに注目し、歌い回しをブラッシュアップしました。

注目ポイントはここ!
「構わないから 僕のそばで生きていてよ」

一般的なアプローチは以下の通りです:
•音程が低いセクション → 優しく語るニュアンス
•音程が高いセクション → 力強く歌うニュアンス

このフレーズの場合、
「構わないから 僕のそばで【語るように歌う】」
「生きていてよ【しっかり歌い上げる】」

こうしたアプローチで、曲の持つ感情をより豊かに伝えることができます。
シンガーが楽曲に書かれているニュアンスを少し誇張するだけで、表現力が格段に上がり、聴き手に「上手い!」と思わせる効果が生まれるんです。

参考:桜田の解釈例(サビセクション)
•例えばあなたがずっと壊れていても【しっかり歌い上げる】
•二度と戻りはしなくても【しっかり歌い上げる】
•構わないから 僕のそばで【語る】生きていてよ【しっかり歌い上げる】
•どこかで失くしたものを探しにいこう【しっかり歌い上げる】
•どこにもなくっても【しっかり歌い上げる】
•どこにもなかったねと【語る】
•笑う二人はがらくた【しっかり歌い上げる】

米津玄師さんの歌い方をじっくり聴きながら、自分なりの表現を探してみてくださいね!

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