あなたは「練習する事」と「歌う事(演奏する)」の違い。知っていますか?
2021.02.12
あなたは「歌を練習する」と言うと何を連想しますか?
ある曲をひたすら最初から最後まで繰り返し繰り返し歌う?
色々な曲を最初から最後まで繰り返し歌う?
それをもし「それは練習とは言わないかもしれないね。」もしくは
「100ある練習の中の1つにしかならないよ。」と言われたらどう思いますか?
今日は、歌を最短で上達させる練習法の1つを紹介します。
今回はとっても重要な練習の取り組み方についてです。
「練習する時間」と「演奏する(歌う)時間を分けよう!
「今日は練習するぞー!」と気合いを入れてスタジオやカラオケボックスを予約したのに、
「いつも歌っている楽曲を何回か歌って終わってしまった・・・。結局何が上達したのかよく分からないや。」
となってしまう事ってありませんか?
そんな練習なんだか、、、、ただただ声を出しただけ、なんだかよく分からない時間を過ごさないようにするためにオススメの方法は、、、、
「練習する時間」と「歌う時間」を明確に分ける事です。
では、、、練習って何?
ここでは練習の定義について考えてみましょう。
1 とり行う(Execution)
歌手の場合、考えられるトレーニングメニューは主に発声練習、リズムトレーニング、音感トレーニング、曲を歌う事になると思います。
2 評価する (Evaluation)
録音して聞きかえす。自分にダメだしをする。
3 調整する (Adjustment)
評価した結果を調整して、より良い状態を作る。
言い方を変えると、、、、最初に目標を決める。
その目標に向かって練習をする。
その目標に近づいているか離れているのか評価をする。
最終的に目標に到達する。
こんな感じですね!
具体的な例を1つ。
秦基博さんの「ひまわりの約束」のサビ
「僕にあるかな」の「か」のサスティーン(伸ばし)でビブラートを掛けたいとします。
ソの音(G4)で伸ばしてビブラートになるとそれなりに難しいわけです。
(難易度は声種にもよるので、一概には言えませんががが。)
1 とり行う(Execution)
では、まずは、そこの部分だけを歌ってみましょう。
録音をして聞き返してみて下さい。
2 評価する (Evaluation)
問題点を探してみましょう。
ソ(G4)は音楽的な音色で出せているか?
そもそもビブラートは出来るか?
3 調整する (Adjustment)
では出来ていなかった事を解決するための練習は何があるでしょう。
ソ(G4)は音楽的な音色で出せているか?→
・地声と裏声をスムーズに行ったり来たりするトレーニングを行う。
・母音のチューニングを行う。
・ソ(G4)近辺(上下)の音域を伸ばす練習をする。
ビブラートは出来るか?→
・ビブラートの練習をする。
具体的な練習法はここではごく簡単に書きましたが、たくさんたくさんあります!!
自分の知っている練習法を駆使して自分の目標を目指して練習します。
歌う(演奏する)って何?
歌うって、、、、歌うんです!笑
歌っている途中でミスを探そうとしたり、自分はうまく出来ていない!って考えたりせずに、歌を楽しんで下さい。
ここでは良く知っている自分の好きな曲を選ぶと良いです。
楽しんで過去にマスターした技術をどんどん使ってください。
★歌にインプット出来そうなツール集★
スタッカート、レガート、ディッピング、息っぽいトーン、エッジートーン、クライングボイス、ハイ/ローラリンクスボイス、
リック、トリル、ビブラート、クレッシェンド、デクレッシェンド、グロータル・アタック、グロータル・フリップ
失敗しても大丈夫!
とにかく「次のフレーズはこれをやったろう!」とワクワクしながら歌ってください。
僕、個人的にはいつも練習の最後に、歌い慣れた曲を数回歌っていろんな発声やフレーズの組み立てを試します。
楽しくクリエイティブな時間を楽しんで下さい!
練習すると歌う(楽しんで演奏する)を混ぜるとこんなデメリットが・・・
まず練習して上達していくと言う観点から見てみましょう。
考えられるデメリットはこんな感じ・・・。
練習に対しての目的意識が低くなり、ただ歌ったり、気がついたらSNSを意味もなく覗きこむような時間が出来てしまいます。(僕もあります!わりとしょっちゅう・・・。)
自分の歌声に対してコンスタントに評価、調整を行わないため、なかなか上達しません。
そして!もっと最悪なことは歌う(演奏する / プレイする)観点で見た時です。
単純に「歌う楽しみ」を半減させることになってしまいます。
ぼんやりと常に自分のことをジャッジしたり、責め癖をつけり・・・。
「ああ〜こんなはずじゃなかったのに!」
「なんでこんな事やっちゃったの!」
「もっと気をつけて歌わなくちゃ!」
これを歌っている時に四六時中考えている・・・と思ったら、歌が嫌いになってしまいそうじゃないですか?
歌を楽しみたい!
そして歌を早く上達させたい!
そんな事を考えるあなたには、「練習する」と「歌う(プレイする)」事を分ける事をオススメします!
解説しているインストラクター
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セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2008年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター
アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中のボイストレーナー。
アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間2000レッスン以上を行うボイストレーナー。
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