何があなたの歌をぺたーっとさせているのか?(表現力のお話)
皆さんこんにちは!VT Artist Development レッドラベル・インストラクター寺田りほです!
前回に引き続き、
『歌う事にどんなビジョンをもってエクササイズを練習していますか』
のお話です。
これって言葉にするのが難しいですよね。
今回は、言葉で解明していきたいと思います。
何があなたの歌をぺたーっとさせているのか?
考えられるのは大きく分けて
◎リズム
◎発音
◎声の色
◎ダイナミクス
◎発声←今回は置いておきます
でしょうか。
今回はここら辺をつるっと見ていきましょう!
①リズム
これは本当に大切。
前にブログで書いたのですが、リズムが良いということはグルーブがあるという事なんです。
歌が上手になりたい人にとって、
4分音符をキープすることがリズムが良いでは無いです。
むしろ
16分音符、8分音符、4分音符、2分音符、全音符
全てを感じて欲しい、というのが本当のところ。
フレージングを考えるとわかると思いますが、
R&Bなんかだと16分音符多いです。
生徒さんがここのリズムが難しくて…
ともってきた曲を聴いてみると、だいたい16分音符だらけです。
それだけ、世の中にはたくさんの16分音符があるのに苦手な人が多いのが事実なのです。
②発音
これは、特に英語で歌う人向けな話。
英語の発音と16分音符や3連符はとーっても密接な関係にあります。
発音を勉強したら、歌を褒められた!
なんて人も多いのではないでしょうか?
では、何の関係があるのかというと
単語やセンテンスそのものが持っているリズムが、
そのままメロディに当てはまってくるからです。
アクセントの位置もそうですね。
例えば、
見落としがちな語末のs(times,it’sとか)
意外に捨てないで発音した方がカッコいいんですよ。
But I〜やWhen I〜、Or in〜といった繋げられる単語を繋げてあげるのも、
ちょっとしたリズムのうねりになってカッコいいです。
みんなが気にするRやLの発音だけじゃなくて、
むしろ二重母音とかWやNの発音が甘かったりする事も多いです。
もう掘れば掘るほど出てきます!笑
英語って不思議なもので、
それっぽくしようと流れるように読むよりも、
細かいところを抜かさない方がリズムが出てきて、それっぽくなるのです。
というより、そっちが正解です。
せっかく歌うなら、意味が伝わるように歌って欲しいです。
英語は石原先生が為になるブログを書いているので、是非チェックして下さい。
(ちなみに、その英語的な発音が日本語の歌詞で生きて来る事があります!ここら辺は、是非習っている先生に聞いてみてください。)
③声の色
前回述べたテクニックはここに入ると思います。
自分の引き出しを上手く使えるかが重要ですね。
テクニックってなんでしょう?
高い声が出る。
ブレッシーに歌える。
大きな声で張れる。
小さな声もでる。
跳躍もできる。
ピッチが良い。
ビブラートできる。
いろいろあります。
声の色ってつまりは、
そのテクニックを歌詞の意味や単語の意味に沿って、
曲ごとに使い分けられる事だと思います。
これもまた、以前のブログで書きましたが、
桜並木という歌詞があるなら、
それはどんな道で、桜は何分咲きで、
地面はコンクリートか土か、空は晴れているのか…
もういくらでも想像することが出来ます。
それだけ考えると、桜並木という言葉に深みが出てくると思いませんか?
(私もまだまだですがね…泣)
曲によって言葉によって自分でコントロールして、表現を出してあげる。
これが声の色をテクニックで付けられている事だと思います。
④ダイナミクス
よく、ダイナミクスを考えて歌っています!
という方に出会います。
とても素晴らしいです。
そんな方でも、よく見落としがちな点があるなぁと思うのは、
ダイナミクスって曲全体だけじゃないですよ!
ということ。
もちろん、
1曲通してのダイナミクスの付け方、非常に大切です。
ぜひやってください。
でも、
フレーズごと単語ごとのダイナミクスも大切です。
どこの音にアクセントが来るのかや、
ワンフレーズ歌う時にどの単語が重要なのかでダイナミクスは変わってきますよね?
大きな枠で見るダイナミクスと
小さな枠で見るダイナミクス
どちらも大切にしてほしいです。
大まかに書きましたが、
いままでレッスンで言われた事に当てはまる事もあったのではないでしょうか?
練習の時にリズムや発音をしっかり身体にたたきこんで、
本番やライブで歌う時はそんな事忘れて楽しんで下さいね(^^)!
寺田りほインストラクターのレッスンはこちらを見てみてくださいね!
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