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「先生のためのレッスン」ボイストレーナー育成&養成講座【VT-RV講座1期生レポート】


こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です。
今回は、昨年4月にスタートした『ボイストレーナー育成&認定講座【VT-RV】』第1期をレポートします。
約1年続いた講座も、残すところあと4ヶ月となりました。
現在【VT-RV】1期では、受講生が実際に生徒役をお迎えしてレッスンを行う実践型授業『ティーチングクリニック』が行われています。
【VT-RV】の受講生が先生役として生徒さん役を指導し、桜田ヒロキインストラクターの的確なフィードバックを受けることができます。
言わば、「先生のためのレッスン」で、 実践的に講師としての成長を実感できる場でもあります。
 
 

ボイストレーナーとしての実践!ティーチングクリニックで見えた成長


和やかな雰囲気でクラスがスタートしましたが、皆さんの表情にはどこか緊張の色も感じられました。
ティーチングクリニックでは、受講生の経験や指導スタイルに応じて、レッスンの進め方が異なります。
自信を持ってどんどん指導を進める方もいれば、桜田インストラクターにアシストしてもらいながら慎重に進める方も。それぞれが自分のペースでレッスンに取り組んでいました。
この日は3時間のクラスに6名が参加。
ある程度自分でレッスンを進めてからフィードバックを受けるスタイルが多かったように思います。
順番を決める場面では、「最初にやりたいです!」と手を挙げる方も。
緊張から一刻も早く解放されたいという気持ちが伝わり、私も「その気持ち、すごくわかるなぁ」と共感しながら見守っていました。
 
 
【テンポ感を体感】桜田インストラクターのフィードバックで掴む感覚
1人目の受講生は、2つのエクササイズを生徒役に指導したあと、ピアノ伴奏のテンポ感に対してのフィードバックを受けていました。
桜田インストラクターはまず「受講生が実施したテンポ」と「理想的なテンポ」を弾き分け、それぞれに合わせて歌わせることで、どちらが歌いやすいかを比較し体感させていました。
見学している受講生の皆さんも「テンポの違い」を感じ取り、熱心にメモを取っていました。
実際のボイストレーニングのレッスンでは、生徒さんが歌いやすいテンポやグルーヴ感を見つけることがとても大切です。
 
しかし、頭の中でイメージしたテンポと、実際に試してみたテンポには想像以上にズレがあり、「体感してみないとわからない」と実感することができました。
ティーチングクリニックの良いところは、自分のレッスンだけでなく、他の受講生の指導を客観的に見て学べる点にあります。
桜田インストラクターのフィードバックを通じて、「何が違うのか」「どうすればもっと良くなるのか」を具体的に理解できるため、自分自身の課題に気づくことができます。
【VT-RV】は、指導者として成長するために、本当に貴重な学びの場だと改めて感じた一日でした。
 
 

緊張しながら一歩ずつ成長 HANAKOさんが掴んだ「指導者としての自信」


この日は、先日【VT-RV】認定資格を取得したばかりのボイストレーナーHANAKOさんも参加されていました。
HANAKOさんは、ティーチングクリニックは今回で3回目で、個別の模擬レッスンも2回受講し、レッスンを重ねてきた1期生です。
緊張した様子はありましたが、レッスン中は持ち前の明るさで、ハキハキと前向きな指導をされていたのがとても好印象でした。
レッスン終了後にHANAKOさんにお話を伺いました。
 
ーー最初の頃と比べて、何が一番変わったと感じますか?
「最初は緊張で手も足も出なかったのですが、桜田先生が『この音、聴こえてる?』とアシストしてくださったので、声の変化に気づける耳が少しずつ育ってきました。
今では、問題点を捉えながら2〜3手先を見据えてエクササイズを組み立てられるようになりました。」
ーー模擬レッスンは緊張しましたか?
「毎回緊張します。でも、“ここで良質な恥をたくさん経験させてもらうこと”が、成長につながると感じています。これからも成長し続けるために、定期的に桜田先生のティーチングレッスンに参加しようと思っています。」
ーー【VT-RV】の経験を通じて教え方に変化はありましたか?
「自分の生徒さんへのレッスンでも、以前よりもっと寄り添えるようになってきたと実感しています。その自信が今の私にとって、かけがえのない財産になっています。」
 
 

桜田インストラクターのデモに学ぶ、伝わる指導の極意

ティーチングクリニックを見学させていただき、強く感じたのは、経験の違いによるデモンストレーション(デモ)の差でした。
桜田インストラクターのデモは、「正しいやり方」と「間違ったやり方」の違いがとても明確です。
説明もシンプルかつ的確なので、生徒さんの声にも大きな変化が現れていました。
一方、まだ実践の経験が少ない受講生は、デモの違いが少しわかりづらかったり、説明も「なんとなく」で伝わっている場面もありました。
これを見て、自分のレッスンでも、「もっと明確に、もっと伝わりやすく」を意識しなければと、身が引き締まる思いでした。
一つ一つのレッスンを丁寧に積み重ねながら、桜田インストラクターのように、生徒さんの良さをしっかり引き出せるトレーナーを目指していきたいと、改めて思いました。
 
この日のティーチングクリニックは午前中で終了し、受講生の皆さんはそのままランチへ。
緊張から解かれた姿を見ながら、VT-RVの素敵なところは、技術だけでなく、こうして支え合える仲間ができることにもあるなと、温かい気持ちになりました。
残り4ヶ月、1期生のみなさんがさらにレベルアップされる姿を楽しみにしています!
 
 

次回予告:VT-RV2期生、実践的な講義へ!

次回は、【VT-RV】2期生の講義の様子に戻ります。
声を聴き分ける実践的な内容が本格的にスタートし、桜田インストラクターによる専門的な指導が始まります。
こちらの様子も、しっかりレポートしてお届けしますので、お楽しみに!
VT-RVについてはこちら

投稿者プロフィール

三浦優子
三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

>>詳しいプロフィールはこちら

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