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はじまりはオペラから 〜ミュージカル作品達の起源をたどる〜1930年代作品 前編

こんにちは!VT Musical Theaterインストラクターの三浦優子です!

今回は私が大学時代に勉強したミュージカルの歴史にについて書いてみます。
今回はその歴史が始まったばかりの1930年代の作品についてです!

オペラ〜オペレッタ〜そしてミュージカルへ

ミュージカルの歴史をざっくり簡単に説明すると、
オペラ(16世紀以降)

オペレッタ(19世紀以降)
※イタリア語では「小さいオペラ」と言う意味で、喜劇的な作品が多いそうです。
オペラよりも気軽な気持ちで観られる作品が多いのが特徴なのかもしれませんね。

ミュージカル
と3つの形態を経て出来上がりました。

ミュージカルはオペレッタの要素に加え、バーレスクや、
ボードビルのショー(舞台での踊り、歌、手品、漫才などのショー・ビジネス全般を指すそうです)
など様々な要素も入っていると言われています。
その当時で言う”現代的な要素”が加わっていったのですね!

そして1927年、本格的なストーリーを持ったミュージカル作品
ショウ・ボート」から現代のミュージカルの歴史が刻まれていきます。(諸説あります)

1930年代の代表的な作品をいくつかピックアップすると・・・

1930年代のミュージカル作品

・Girl Crazy(1930年)
・Of Thee I Sing (1931年)
・42nd Street(1933年)
・Anything Goes(1934年)
・Top Hat(1935年)
・Me And My Girl(1937年)
・オズの魔法使い(1939年) など

日本人キャストで公演されている作品もあり、日頃ミュージカルに触れている方はご存じの作品も多数あるかと思います。

まず一つ目にピックアップするのは…
「Girl Crazy」
この作品名をあげてもあまりパッとしない方も多くいらっしゃるかと思います。

「Girl Crazy」を基に「Treasure Girl」(1928)のナンバーなども用いて
「Crazy For You」(1992年)として生まれ変わりました。
(Crazy For Youはお馴染みの作品ですね!)

「Girl Crazy」の作曲者はジョージ・ガーシュインです。
(上記であげている「Of Thee I sing」も作曲しています)

彼はたくさんの名曲を世に送り出していますが、その中でも「I Got Rhythm」は有名ですよね。
ミュージカルに興味ない方もこの曲はご存知の方が多数いらっしゃると思います。
もともと「I Got Rhythm」はこの作品のために作られたのです!
このように、ミュージカルのナンバーが独立して有名になっているものはたくさんあります。

ミュージカルから飛び出した有名な曲たち

ミュージカル版のI Got Rhythm

ジャズ版のI Got Rhythm

例えば、ジャズのスタンダードナンバーとして有名な「So in Love」も
ミュージカル「Kiss Me,Kate」のナンバーなんです!
とても素敵な曲ですよね!
ジャズのアレンジによっては雰囲気も変わるのでとても好きな曲です。

恥ずかしながら「So in Love」を最初に知ったのは“ミュージカルナンバー”としてではなく、
”ジャズナンバー“としてでした。。

ミュージカルナンバーだと知ってからこの曲を聴くとまた違う捉え方で楽しむことができて、音楽って面白いなぁと感じた瞬間でもありました!

ミュージカル版のSo in Love

ジャズ版のSo in Love

ぜひ比較してそれぞれの面白さを発見してみてくださいね!
次回は1930年代のミュージカル第2弾をお送りします!

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はじまりはオペラから 〜ミュージカル作品達の起源をたどる〜1930年代作品 後半はこちらからどうぞ

VT Artist Developmentから生まれたミュージカル専門チームVT Musical Theaterはこちからどうぞ!

解説しているインストラクター

三浦優子
三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

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