小久保よしあきのボイトレ体験記その１【ミックスボイスの感覚】

2015.03.23

ボイトレ体験談

みなさんこんにちは、VT Artist Developmentの小久保よしあきです！

VTに加わって早３年、その前は２年くらい池袋で教えておりました。
「ミックスボイスってなんなの？」から興味を持ち始めたボイストレーニングは、僕の声を大きく変え、気づいたら自分がボイストレーナーになっていました。

今でこそほとんどの生徒さんには問題なくデモンストレーションができると思っていますが、昔はまったく、今のようなミックスボイス発声はできませんでした。

ミックスボイスが出来ていなかった頃は、とにかくボイストレーニングについては疑ってかかっていました。

今、この記事読んでくれている人の大半と同じ気持ちだったのではないかな・・・？

しかし今は、適切なボイストレーニングに出会えれば、必ず誰もが上達する事が出来ると自を信持って言えます。
なぜなら僕自身がそれを経験したからです。

何回かに渡って、このボイストレーニングに僕自身が出会ってからの、僕の発声の変遷について書いていこうと思います。

２００８年秋くらい

・ライブで２曲目から苦しくなる
・声がか細い
・ミックスボイスがよくわからない

こんな悩みを解決したくて、ボイストレーニングに懐疑的ながらもググり、当時セス・リッグス氏　Speech Level Singingの認定トレーナーだった桜田ヒロキ氏を発見しました。

選んだ理由は、検索したら上位に出てきて、なんかスティービーワンダーが習ってたメソッドがSLS云々と書いてあって、スティービーワンダーは上手いという噂を聞いたことがあったから（笑）。あの叫んでいる感じのない謎の高音の正体が分かるのではと思いました。

初回レッスン

ミックスボイスに入っていく音は聴こえるけど喉頭が高いと言われました。レッスンはこもった音やらされている感で、最後の方はよく分かんないけどなんか楽には出ていると思いました。

しかし、、レッスンを録音しませんでした（笑）よって自主練もしませんでした。ボイストレーニングに対する不信感が行動として出たわけです（笑）

2回目のレッスン

「練習してないでしょ。」と言われました（笑）。

レッスンの最後で前回と同じ発声になりました。

また練習しないと同じトレーニングになるのかなと思い、1日1回くらい練習しました(^^;;

3回目のレッスン

「練習してきたね」と言われました。
完全にバレていました(^_^;)。
このレッスンではもうちょい先まで進めたようでした。

この時点で「あぁこのボイストレーニングは適当ではないのだな」と思いました。

ただ・・・

・自分の感覚では喉頭の高い低いはさっぱり分からない

という状態だったので、言われたこと思い出して自主練頑張るしかないと、このトレーニングを信じる方向で腹をくくりました。

・・・。

ここまでが僕とこのボイストレーニングとの出会いです。
どうですか、何回かレッスン受けたことある人なら、「自分もそうだった！」とか思う部分ありませんか？

ここで伝えたいのは、僕も含めVT Artist Developmentのボイストレーナーは、皆さんと同じように自分の発声で悩み、今教えているメソッドと同じボイストレーニングで練習を重ね、克服してきたということです。
元々できたことを教えているのではありません。

この時点で信じてちゃんと続けて、本当に良かったと思います。
だって３回目のレッスンでも自分の感覚がまったく追いついてなかったので、いつでも通わなくなる精神状態だったからです。笑

続きは次回〜

小久保よしあき

ハリウッド式ボイトレをさらに詳しく学ぶにはこちらからどうぞ！

編集後記

この小久保よしあき先生のブログシリーズはすごく価値のある内容だと思います。
小久保先生は誰もが「最初から上手かったでしょ！？」と思うくらい上手です。
もちろん最初から才能があり、とても歌もカッコよく上手でしたが、「上手な人は上手な人なりに悩みがある」と言う事なのです。

誤解を恐れずに言うと上手な人＝センスのある人。センスのある人は、自分の欠点に対してとても敏感であり、そしてそれを補正していくのが上手なように思います。
したがって「元々上手な人ほど上達も早い」という傾向はあります。
ただ、僕たちVT Artist Developmentの目指すトレーニングは声をよくするだけでなく、歌に対するセンスそのものも育てていけるようにと日々、コーチングの仕方を研究しています。

これから小久保先生の実体験を記したブログ・シリーズ。僕も楽しみにしています！

編集後記：桜田ヒロキ

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