CASE17
歌の練習をするなら、要領良く行いたいですよね?しかし、実際に練習を始めてみると、
「何をやって良いのかが分からない・・・」
なんて事もしばしば。そんな方達のために、最短で上手くなるための方法や、練習の際に気を付けるべき方法をご伝授します!
初心者の方は、レッスンで行ったエクササイズを繰り返し復習する
レッスンの録音は毎回必ず行う(練習時は、レッスン中の録音や練習の際の自分の声を聞きましょう)
中級者〜上級者の方は、さまざまな音色を出す練習をする
絶対失敗しないようにと考えすぎると、上達は遅くなる
今出せない声を練習する時は、不安定なところでバランスを取ること
良い失敗をたくさんすること(失敗を恐れないで)
自分1人で練習出来る様になる事
最終的には、自分がどの様な声を出したいのか考えること
生徒さんの声を聞いて、その時のコンディションに合っている課題になるエクササイズを良い順番で処方する事がほとんどだと思います。
しかし、
「どういう声を出すべきなのか?」
「今の状態からどういった声に向かうべきなのか?」
「何をやるべきか?」
ということよりも、”あなた自身がどういう声を出していきたいのか?”
といった事を重点的に考えることが、とても大切だと思います。
「レッスンで今何をやっているのか?」
「何のためのエクササイズなのか?」
わからない時は、どんどん積極的に聞いていきましょう。
いつも先生から与えられた練習メニューをこなすのではなく、最終的に1人でも練習出来る様になることが大事です。
そして、レッスン中に、必ず変わらなければならないと思うのは辞めましょう。
その場で出来なくても構いません。失敗を怖がってしまう人の中には、
”地声を持ち上げすぎてしまう人(=プル)”
”地声が急激にひっくり返ってしまう人(=フリップ)”
などの現象が起きているのにも関わらず、そこから抜け出そうとしない方がいらっしゃいます。
これらは良くない失敗だと僕は思います。
”ミックスボイスはバランストレーニング”などと僕は良く言っていますが、まずは何も考えないで歌ってみましょう。
自転車で例えるならば、補助輪を外して足を地面から離してみて下さい。
失敗することは良い事なのです。良い失敗とは、
ミックスボイスに入ろうとしているけど、
「上手く入れない」
「ほとんど入っているけど、声が震えたり、声が震えたりしまう」
といった失敗です。
自主練習をする時も同様で、良い失敗をたくさんしましょう。
あなた自身が本当に音色を突き詰めて練習していれば、今出しているその声の違和感に気付くはずです。
今日はものまねで非常に有名になった松浦航大君の「26人のものまねで1曲のオリジナルを歌う」と言う偉業を果たした楽曲「フィラメント」を使わせていただき、各アーティストの声色の特徴を解説していきます。
動画を見る今回は僕が日頃行っているようなトレーニングをあげています。
レンジはそこまで広くはありませんが、まあまあ難しいと思うのでぜひトライしてみてください。
僕は元々の癖がPull chestなので、以前アップしたPull chest系の動画を使い15分程ウォーミングアップ代わりとして行ったあと、30分〜40分ほど自分の問題に取り組んだトレーニングを行っています。