あなたの話し声。低すぎませんか?嗄れませんか?
こんにちは!VT Artist Developmentの桜田ヒロキです!
VTのスタジオには歌手だけではなく、
「話し声を改善したい」と言う要望でいらっしゃる方も多くいらっしゃります。
今回は「話し声が、かすれる。」「かすれを改善したい」
と言う方のケースについてお話します。
声が疲労しやすい職業は何か?
もちろん、声を多く使う職種が多いようです。
具体的には、
・教師
・保母さん
・接客業
・テレマーケティング・スタッフ
・役者さん
・声優さん
このような職種についている方が多いです。
考えられる原因は何?
上記に挙げた職種は、話し声を大きな声で出さなくてはいけません。
でも、「大きな声を出す事」そのものが原因と言えるのでしょうか?
実際には、大きな声の出しにくい音域で、大きな声を無理に出そうとする事
の方が大きな原因である事も多いのです。
★実は人それぞれ、話し声でも大きな声を出しやすい音程が異なるのです。
従ってレッスンでは、音域をしっかり拡げる事。
そして大きな声を出せる音域を見つけ、
そこをバランスの良い発声で大きな声に出せるように訓練する事。
これが重要になります。
過度に低い、もしくは高い音域で話す方は注意が必要!
男性に多いのは、
説得力を出すため過度に低い声を使うようにしていると言う方。
実は低い声(地声)を出すときに優勢になる甲状披裂筋と言う筋肉はとても疲労に弱く、
約6分ほどの連続使用で疲れてしまうそうです。
もちろん、音量を出すのが得意な音域でなければ無理をしすぎて声にダメージを与えます。
女性に多いのは
過度に高い音域で話し過ぎてしまうため、
話し声があまりにも裏声的になってしまうケース。
今度は逆に声帯に張りがを作る筋肉が使われず、
他の筋肉でガチガチにかためてしまっている事があります。
(本来、声帯の張りが大きな声を作る役割を大きく担っています。)
この時、外から見えるほど首周りが筋張ってしまう方もいらっしゃります。
声の調整方法は?
※どちらのケースもまずは正しい筋バランスの調整を行います
ボイストレーニングにおける筋バランスのお話はこちらを読んでみて下さいね!
首などに力が入りすぎてしまうと言う事の原因は、
「正しい場所に正しい分量の力を加える事が出来ないため、
他の部位の力を借りてくるために歪みが起こる」
と考えます。
この場合、歌も話し声も同じ理論で考え、
声の調整、トレーニングを行います。
※話し声の中で「音域を散らす」事を訓練します
例えば低い音域で話す事を理想とする男性の場合も、
高い音域で話す事を理想とする女性も、
狙った音域を中心にして、音程をある程度、
上下させる事をトレーニングしていきます。
どちらも音階を使ったボイストレーニングを行って行きます。
これによって声に表情が増すだけではなく、
無理なく力強く聞こえる声が出来がってゆきます。
話し声のかすれの改善、表現の向上、
そして健康的で明るい声を得るために
ボイストレーニングの受講も考えてみてくださいね!
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解説しているインストラクター
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セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2008年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター
アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中のボイストレーナー。
アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間2000レッスン以上を行うボイストレーナー。
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