曲を覚えるとき、"なんとなく"聴いていませんか?
生徒さんに課題曲を出して、次のレッスンで歌ってもらう。
すると、
「メロディーが原曲と違う」
「リズムが微妙に違う」
「歌い回しが変わっている」
ということが結構あります。
しかも本人は、自分が原曲と違う歌い方をしていることに気づいていない。
もちろん、自分なりの表現を加えることは悪いことではありません。
でもカバーするときの大前提として、まずは"原曲通りに歌えること"が大切だと思っています。
なぜなら原曲は、プロのミュージシャンやアーティストが作った、一つの「ガイド」のようなものだから。
料理で言えば、レシピを教えてもらったばかりなのに、いきなり自分のアレンジを加えるようなものです。
まずはレシピ通りに作ってみる。
その上で、アレンジを加えていく。
歌も同じです。
そしてこれは、大なり小なり誰にでも起こります。
僕自身も、なんとなく曲を聴いていると、無意識に自分の中でメロディーやリズムを変えて覚えてしまうことがあります。
だから曲を覚えるときは、それだけに集中します。
聴きながらピアノでメロディーや伴奏を弾いてみる。
楽譜を見て、リズムを確認する。
そして、その後にカラオケで歌ってみる。
音楽では、記憶する力も大切です。
そしてもう一つ大切なのが、
「今の原曲と違うな」
と自分で気づけること。
間違いに自分で気づけるようになると、そこからの上達スピードはかなり変わってきます。
「なんとなく聴く」から、
「意識して聴く」へ。
曲を覚えるときは、ぜひここを意識してみてください。