CASE18
「軟口蓋を上げて歌って!」
などとレッスン中に言われたことはありませんか?
しかし、実際にやろうとすると、ほとんどの人がやりがちな落とし穴があります。
今回は、軟口蓋を上げようとするときに陥りがちな落とし穴と、それを改善するための練習方法について解説していきます!
軟口蓋を上げようとして、逆に軟口蓋が下がってしまうという良くない現象に陥りがち
軟口蓋が下がってしまうと、こもった鼻声になってしまう
中級者〜上級者の方は、さまざまな音色を出す練習をする
軟口蓋と一緒に喉頭が下がると、共鳴腔声は逆メガホン型になり、非効率な発声に陥ってしまう
改善方法として、「が」や「ネイネイネイ」の発音で鼻声を直す方法がある
”軟口蓋を上げる”のではなく、”クリアな音を作る”練習をするのがオススメ
僕が昔レッスン中によく言われていたのは、
「あくびをするように」
「目をしっかり開く」
「口の天井が開くように」
といった内容のものでした。
確かに、本当にクリアな音を作り上げるために、狙ったところで軟口蓋が上がるのであれば良い音が出るでしょう。
しかし、僕はそのようなことを、レッスン中に言うことは基本的にありません。
なぜならば、軟口蓋を開けようと意識しすぎるということは、リスクが伴うのではないかと考えているからです。
そのリスクの具体例としては、軟口蓋を無理に開けようとした結果、逆に下がってしまい、鼻声やこもった声になってしまう・・・などがあります。
これらは、プロのミュージカルシンガーさんに多く見られる現象であると言えるでしょう。
軟口蓋を開けることを意識しすぎると、良くない方向に転がってしまう可能性が非常に高いです。
こういった現象を防ぐためには、「が」や「ネイ ネイ ネイ」の発音練習をオススメします。
これらのメリットは、口の中の空間を無理矢理広げようとしたり、極端に狭くしてしまったりする事が無い事です。
よって、”クリアな音を作るため”の意識づくりにとっても良い練習方法であると考えています。
『良く響いて、クリアである音』を作っていくことによって、自然と軟口蓋が開いてくるものだと思っています。
クリアで無い声というものは、美しくない声だと言うことを覚えて、日々練習に励んでみてはいかがでしょうか?
「軟口蓋を上げて歌って!」などとレッスン中に言われたことはありませんか?しかし、実際にやろうとすると、ほとんどの人がやりがちな落とし穴があります。今回は、軟口蓋を上げようとするときに陥りがちな落とし穴と、それを改善するための練習方法について解説していきます!
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