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MOVIE高い音に段々上がるたびに声を出すのが辛い理由とは?

CASE14

高い音に段々上がるたびに声を出すのが辛い理由とは?

高音域になればなるほど、どうして声を出すのがキツく感じてしまうのか?
どうすればその壁を乗り越えられるのか?
それらを理論に基づいて解説していきます!

解説のポイント
  • 人間は、空気の振動回数(周波数)を音の高さ(ピッチ)として感じ取っている

  • 高い音になればなるほど音の波(空気の振動回数)が細かく速くなっていく

  • 低くなればなるほど音の波は遅くなっていく

  • 声において、空気の振動(音)を起こすのは声帯である

  • 例えば、A4の音は空気の振動回数440回(Hz)、声帯も440回振動させている

  • 空気の振動回数(周波数)=声帯の振動回数

  • 振動回数(周波数)が高くなればなるほど、声帯を速く動かさなければいけないため、高い音を出す時に難しく感じる

  • 音の高さ(ピッチ)≠周波数

  • ”高い音を出す=周波数を上げる”なので、声帯を速く動かす技術が必要

  • 高い音を出すためには、裏声が有利である

  • 高い音を出すために、地声のウェイトを軽くすると、高い音を出しやすくなる

インストラクターのコメント

僕は、歌の練習をしていくにあたって、マインドセットを作る事が大事だと思っています。
地声を出す時の声帯の動きは、下から上に合わさる動き、裏声を出す時は上側だけが動きます。
理論上では、出来るだけ声帯を速く動かすためには、裏声が有利だということが分かります。
高い音を出すためには裏声が有利なので、まずは高い音を身体に覚えさせるために、トレーニングに裏声を取り入れてみましょう。

練習方法

①裏声から地声ヘスライドしながら落としていく
②Zeeの発音でオクターブ上から下に落としていく

女性は、地声で出したい1オクターヴ上まで裏声でしっかり練習しましょう。
僕らは、これを1オクターヴルールと呼んでいます。

男性は、地声で出したい音の5度上まで裏声で出せる様に練習をしましょう。
そして、地声から裏声に上がる時の練習としては、地声と裏声の変わり目がバレないように(ウェイトを軽くする)練習してみて下さい。

トレーニングする際には、これらのことを考えながら行うと、より練習がはかどるのではないかと思っています。
根本的なことを理解することは、トレーニングをするにあたって、とても重要なことです。
ただ闇雲に高い音を出すのは、身体や声帯にも負担をかけてしまいます。
賢く練習をすることは、あなたの身体に負担をかけず、時間効率を考えても良い事です。
これらの練習方法は、動画で詳しく説明していますので、是非日々の鍛錬に役立ててみて下さいね!

解説しているインストラクター

桜田ヒロキ
桜田ヒロキ
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター(2008年1月〜2013年12月)
VocalizeU認定インストラクター

アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中のボイストレーナー。
アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間2000レッスン以上を行うボイストレーナー。

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