はじめまして！山下奈央子です！

2023.01.30

大阪スタジオブログ

はじめまして！
1月からVT大阪スタジオのインストラクターになりました、山下奈央子と申します。
本日はスタッフブログをお休みし、私の自己紹介をさせていただきます。

山下奈央子とは何者なのか！インストラクターとして大丈夫なのか！？
といった疑問を解消できれば幸いです。
自身を題材にしていいなんて滅多にありませんので、気合いを入れた結果二部構成になりました！笑
気長にお付き合いくださいませ。

全体を通して言えることは、決して華やかな経歴とは言えません。
夢をたくさん持って、たくさん散らしてきました。
しかし、タダで散るような人間ではないので今ここにいます。そしてやっぱり、夢はたくさんあります。

たまに良いことを言う、そんな自己紹介です。

はじまり

私が音楽を始めたのは４歳の時、両親に連れて行かれるがまま習ったピアノです。
ピアノを弾くことはすぐ好きになりましたが、残念なことに全く練習しない問題児でした。
可愛い問題児エピソードといえば、発表会の練習をしている時、運指を全く守らない私に先生が注意をしたところ、「お客さんから手は見えないのに、なんで？」と聞いたそうです。レッスンに同席していた母は頭を抱えたとか、抱えなかったとか。
スムーズに弾くために運指があり、決まった型が割と存在するので、運指は絶対守ってくださいね。
ピアノが上手になりたい！と自覚し、音楽とちゃんと向き合うようになったのは、それから10年ほど経ってからでした(遅)。

きっかけは小学生の時に観劇したミュージカル

自覚するきっかけとなったのが、小学生の時に観劇したミュージカルでした。
歌って踊ってお芝居する俳優さんの姿、拍手を送る観客の嬉しそうな顔。もう全てが衝撃で、「ミュージカル俳優になってお客さんを笑顔にしたい」という想いはすぐに生まれました。

想いが決まれば即行動です。どんな人がミュージカル俳優になれるのだろうとパンフレットを見ると、とある音楽大学出身の方が多いことに気づき、私は思いました。
「そうだ、東京藝○大学に行こう」と。
直後のピアノレッスンでそのことを宣言した時、先生の絶句した顔は今でも忘れられません。

その後、ピアノと並行してバレエ、声楽を習い始めました。
「音楽大学に行って、将来はミュージカル俳優になる！」だなんて子供の戯言と流されそうなものなのに、私の希望通りに全ての習い事をさせてくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。

ミュージカル俳優を目指して

紆余曲折を経て、私は同志社女子大学の音楽学部へ入学することとなりました。
HPには「同志社女子大学　音楽専攻科修了」と書いてありますが、つまり大学に５年間通っています。学部４年→専攻科１年という具合です。そこでみっちり声楽を学びました。

発声について、常に彷徨っていた５年間でした。
背中から声を出して、頭に響かせるように、お腹の支え、お尻をしめる、顔を引き上げる、などなど様々な言葉で指導していただきましたが、頭では理解できるが体現出来ない状態。

なんでオペラ歌手のような歌声にならないのか、なんでその片鱗さえもないのか、分からない！分からない！と呻いていました。
また、今でも覚えている悩みといえば「発声練習をしないと歌えない」ということでした。

声楽科なので授業で歌う機会が沢山あるのですが、私はパッと当てられてすぐ歌うことに大変な不安がありました。声の出し方が分からなくなるのです。
なので、そういう授業がある時は、授業までに何がなんでも絶対に発声練習をするのがお決まりでした。
この時点で明らかに練習方法の見直しが必要と気づくはずなのですが、当時の私は単純に練習量の不足だと思い、ヘロヘロの喋り声になるまで闇雲に長時間の練習を重ねる日々。
まさに努力の方向性を間違えていたと言えます！

下手くそなりにやる気だけはいつも十二分にあるので、学内・学外問わず演奏会やミュージカルなどに出演していました。出演するだけでなく企画や運営をすることもあったので、尻込みせずに色々挑戦してよかったなと思います。迷惑をかけることも多々ありましたが・・・

そして、「ミュージカル俳優になりたい」という想いは色褪せることなく自分の中にありましたので、とにかくオーディションに応募しました。
卒業間近になり、何回落ちたか分からない、進路がついに真っ暗闇かと思われたその時！愛媛県にある劇場に拾っていただきました。

第二部に続きますが、もしミュージカルに出演したい、ライブに出てみたいという思いをお持ちなら、とりあえずやってみてはいかがでしょうか？
スタートの仕方が分からない方は、ぜひレッスンで相談していただければ幸いです。
少しはお力になれると思います。

それでは、次のブログでお会いしましょう♪

解説しているインストラクター

山下奈央子: 京都府京都市出身。 4歳からピアノ、14歳から声楽を始める。同志社女子大学音楽専攻科修了。大学卒業後すぐに、愛媛県坊っちゃん劇場にてプロのミュージカル俳優として活動を開始。
ミュージカルを中心に、シンガーとしてライブ出演や、チャペルシンガーとして活躍している。日本訳詩家協会主催歌唱コンクール2019 準グランプリ受賞。自身の経験を活かしボイストレーナーとしても活動する。 VTのハリウッド式ボイストレーニングに感銘をうけ、インストラクター育成期間を経て、2023年VTチームと合流を果たす。