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その歌、どんなシチュエーションで歌いますか?

こんにちは!VT Musical Theaterインストラクターの三浦優子です。

ミュージカルの曲を歌う時、どんなシチュエーションで歌うかということまで視野にありますか?
作品の中で歌うこともあれば、ライブやオーディションなどで歌うこともあると思います。

役の人物が歌う歌に仕上げる必要がある

ミュージカル作品の中で歌うということは、作品の物語があり、その役で歌わなくてはいけません。
俳優の柿澤勇人さんが先日テレビ番組で、ちゃんとその役で歌うことができていれば、極論だけど音を外しても間違ってもいいと思うとおっしゃっていました。
観ている側も物語や登場人物の感情など作品の世界観に入り込んでいれば多少音を外したり間違っていても気にならなかったりそもそも気付かないこともありますよね。

そして役の人物が歌っているという前提もありますし、演出家や歌唱指導の先生の合意がない限り、勝手にその時の気分で曲をアレンジすることは基本的にしません。最終的に「あなた自身が歌う歌」ではなく「役の人物が歌う歌」に仕上げていかなければなりません。

自主ライブの場合

一方でライブなどで歌う場合はその役になりきって歌うこともあれば、役にとらわれずにあなた自身の歌として歌うこともあったりと趣旨によっても異なりますよね。
自主開催であったり、歌う本人が自由に決めていいライブであれば好きなようにアレンジしても問題ありませんし、キーを変えることも可能ですし、作品の中で歌う環境よりも我を出すことができ、自由度が増します。また会場の規模によってもパフォーマンスが変わってくると思います。
そして見る側も目の前にいる「あなたの歌」を聴きに来ています。

オーディションの場合

またオーディションの場合は、 劇団などに入るためのオーディションなのか作品や役のオーディションなのかによっても求められていることが異なります。
劇団のカラーだったり、キャラクターが合っているかも大事ですが、 まずは歌唱力をチェックされます。声質はもちろん、音程やリズムの良さなども見られます。
課題曲がある場合には楽譜や送られてきた音源通りに歌えているかもとても大事です。その通りに歌えていなければ、マイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。

オーディションではだいたい1分程度で曲の一部を歌うことが多いと思います。もしそれが曲の始まりからだった場合、 1曲丸々歌う時と同じエネルギーバランスで歌い始めてしまうとその曲のピークが来る前に歌い終わってしまうので、そこら辺も考えて歌う必要があります。

1分程の持ち時間で歌唱力だけでなく湧き出るエネルギーであったり立ち振る舞いやその人の可能性も見られていることを忘れてはいけませんね。
たまにオーディション直前に新規の方が焦ってレッスンに来られますが、審査員はプロの方なので、日頃から歌に向き合えているかなどは見抜かれます。日頃のトレーニングが大事です。

このようにどういったシチュエーションで歌うかによってもマインドが変わってきます。基礎をしっかり固めた上で、シチュエーションに合った取り組みをしてみて下さいね。

解説しているインストラクター

三浦優子
三浦優子
大阪音楽大学短期大学部ミュージカルコース卒業
宝塚音楽学校附属宝塚コドモアテネ卒業
幼少の頃からクラシックバレエを習い、毎年行われる発表会やその他数々の公演、業界最大手の舞浜大手テーマパークのショーやパレードに出演。
ダンスパフォーマンスにおいては特に活躍を遂げ、忙しい日々を送ると同時にボイストレーニングを続けるが、自分の悩みを解決できる先生となかなか出会えず「これで上達できるのか?」と不安を感じ、次第に歌を諦めてしまう。
そんな中、発声を科学的に捉え、的確なトレーニングを行えるVTチームの存在を友人から聞き、VTチームのレッスンを受講。
ハリウッド式ボイストレーニングに感銘を受ける。
現在は自身の「踊りながら歌う難しさ」を克服した経験を活かし
「ダンサーとしてミュージカルの舞台に立ちたい」
「ミュージカルに出演しているが、シンガーの枠に入りたい」
という方々を中心としたサポートに向け、勢力的にトレーニングを行っている。
全米ヨガアライアンスRYT200を取得し、ヨガインストラクターとしても活躍中。
クライアント一人ひとりに合った姿勢矯正を行うことにより、発声の改善、呼吸の改善、ダンスの改善を行い、クライアント様から高い評価を得ている。

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