INSTRUCTORSインストラクター

PROFILE

京都府京都市出身。
4歳からピアノ、14歳から声楽を始める。
同志社女子大学 音楽専攻科修了。
大学卒業後すぐに、愛媛県坊っちゃん劇場にてプロのミュージカル俳優として活動を開始。
ミュージカルを中心に、シンガーとしてライブ出演や、チャペルシンガーとして活躍している。
日本訳詩家協会主催 歌唱コンクール2019 準グランプリ受賞。
自身の経験を活かしボイストレーナーとしても活動する。
VTのハリウッド式ボイストレーニングに感銘をうけ、インストラクター育成期間を経て、2023年VTチームと合流を果たす。

主な出演舞台

坊っちゃん劇場ミュージカル

「52days〜愚陀仏庵、2人の文豪〜」

「よろこびのうた」

ズボン船長〜Fifi Seven Seas〜

座右の銘

「出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか」

山下奈央子インストラクターへインタビュー

──歌を始めたきっかけを教えて下さい

山下インストラクター：

私は4歳からピアノを習い始めました。

音楽にはずっと大好きでしたし、小学生の時に観た劇団四季の「赤毛のアン」を観て衝撃を覚え「私もミュージカル俳優になりたい！」と思うようになりました。

同時に音楽の知見を深めたいと思い、音大受験をするために中学3年生から声楽を本格的に習い始めました。

──今ではVTチームが劇団四季さんの俳優も多く受講いただいているので、感慨深いですね！ 歌を習ったり、パフォーマンスをしている上で、困っていた事や失敗体験はありましたか？

山下インストラクター：

自分の声に適した歌い方が分からず、本番の前後は「声が突然出なくなったらどうしよう」という不安が常にありました。

そのため、長い時間をかけてウォーミングアップを行い、たくさん声を出すことで不安を解消しようしていました。

しかし、ウォーミングアップにすごく時間をかけた結果、疲労のピークが本番にできてしまったり、逆にウォーミングアップする時間が少ししか取れなかったときは緊張に負けてしまい、思うようなパフォーマンスが出来なくなってしまった悔しい経験があります。

──本番中に声を痛めてしまった経験があったのですか？

山下インストラクター：

幸いにも声を大きく壊すことはありませんでしたが、1時間ほど歌うと、小さい声でしか話せなくなるほど消耗していました。

初めてVTチームのレッスンを受けた際、「そのままの歌い方では声帯結節が出来る」と言われたことを覚えています。 声の体力を消耗するような出し方をしていたのだと思います。

──今までのボイトレでなかなか腑に落ちなかった事とかはありましたか？

山下インストラクター：

発声についてはずっと曖昧な理解のままでした。

多くの先生達は「丹田を感じる」、「頬に声を当てる」、「眉間から声を出す」、「喉を意識しない」、

など様々な表現を用いて指導していただきました。

レッスンでは言われるがままに出来たとしても、自分で練習するときは同じ事を再現するになるのが難しかったです。

毎日ミュージカルに出演していた時に気づきましたが、自分の声の調子が日々「同じ」であることは絶対にありません。

良い状態であっても毎日微妙に違ってきますので、感覚だけに頼って歌っていると、毎日の微妙な違いにとても振り回されました。

──奈央子インストラクターはなるべく自身のレッスンでは抽象的な事は避ける事はありますか？

山下インストラクター：

はい。レッスンをする時は、口の形や舌の位置、声色など具体的に指導するよう心がけています。

もちろん感覚的に歌った方が理解しやすい方もいらっしゃいますので、感覚的なことと併せて実際に起こっているであろう身体の動きも説明し、紐づけていくようなこともします。

──VTチームのレッスンを受けて感じた事はありましたか？

山下インストラクター：

「明日は声が出なくなっていたらどうしよう」という漠然とした不安が無くなりました。

歌っていて疲れを感じることがなくなり、調子が安定しました。不調を感じても、どのように調整すればよいか分かるようにもなりました。

──長時間歌えるようになったと言う事は発声の仕方自体も変わったと言う実感がありましたか？

山下インストラクター：

発声の仕方が変わったと実感したのは、まずピッチが大変安定したことです。

自分の声に合う歌い方が分かりましたし、強弱などの表現を細かくコントロールすることが可能になりました。

また、久しぶりに会った人に「今までヘロヘロしていた話し声がしっかりした」と驚かれたこともあります。

Speech Level Singingのメソッドで歌い方の基礎を学ぶことが出来ましたので、クラシックやポップスなど多用なジャンルの歌い方を求められても対応できると感じます。

──クライアントさんのタイプや経験はバラバラだと思いますが、どんな事に困っている方の力になりたいですか？

山下インストラクター：

自分の歌声に迷いがある方のお力になりたいです。

「レッスンでは出来る事が、自主練習や本番では再現出来ない」。

「疲労が早い」「歌声の調子が安定しないと感じる」等のお悩みをお持ちの方のお力になりたいです。

自分の歌い方は改善の余地があると思っているけど、具体的な解決策が見えなかったり、「このまま上達できるのか？」と感じていらっしゃる方の力になりたいです。

──なるほど。

山下インストラクター：

あとは自分の声の可能性を広げたい方。歌をもっと好きになりたい方。

例えば、クラシック出身だからといって、クラシカルな歌声しか使えないわけではないです。

歌い方の基礎を理解することにより、何歳になっても歌を楽しめるようになると考えています。

──声楽から歌を始めて、ミュージカル、ポピュラー音楽も歌える経験を経た奈央子インストラクターならではのコメントですね！ 生徒や、生徒とのエピソードはありますか？

山下インストラクター：

楽しく続けてくださることが何より嬉しいです。 以前なら「人前で披露するなんてとんでもない！」とおっしゃってた方がライブや舞台に挑戦する姿をみると私も刺激を受けます！

──いいですね！

山下インストラクター：

ではこのインタビューを読んで下さっている方に一言いただけますか？ あなたの声が1番輝く歌い方を一緒に見つけていきましょう！