ハリウッド式ボイストレーニングを日本に最初に持込み、発展させた第一人者。喉頭構造、口腔構造、音声学的な観点から発声改善のアプローチが得意。
ハリウッド式ボイストレーニングを日本に最初に持込み、発展させた第一人者。喉頭構造、口腔構造、音声学的な観点から発声改善のアプローチが得意。
発声トレーニングの他に、声の出しやすさを増させるボイス・チューニングが得意な日本で非常に少ないボイストレーナー。その方法はアーティスト達から絶大な信頼を受け、東京ドーム、武道館に始まり、さいたまスーパーアリーナ、大阪城ホール、大阪ドームに及ぶ。
VTの具体的かつ体系的にまとめられたメソッドにはあなたの悩みに対応した具体的な方法論があります。 抽象的な概念ではなく、発声科学に基づいた根拠からあなたに合うエクササイズを提案し、 一つずつ悩みを解きほどいてくれることでしょう。
アーティスト 赤飯さん
今までいくつかの先生の元でレッスンを受けてきましたが、ビジョンやレッスンの意図が明確ではないものばかりでした。 しかし桜田先生のレッスンではレッスンの意図もしっかりしていてとても理解がしやすく、自分の歌のレベルが上がっていくのがよく分かります。
タレント アーティスト モデル JOY(ジョセフ・グリーンウッド)さん
桜田先生のレッスンでは、自分の声がいまある状態、そこから何を変えていけばいいのがはっきり分かります。 そのために必要なトレーニングをしてもらえるので、自分の声が変化しているのも分かってきます。 先生の所に行って良かったです!
アーティスト 和田あゆみさん
神奈川県小田原市出身。
神奈川県小田原市出身。「最高のボイストレーニングの方法」を求め単身カナダへ渡航。 スペンサー・ウェルチ氏(元Speech Level Singingマスターコーチ)に出会い、先進的なトレーニング法に衝撃を受ける。その後も、 ロサンゼルスへ幾度も研修旅行を重ね、日本人2人目のSpeech Level Singing認定インストラクター資格を取得。
ロサンゼルスではSpeech Level Singingの創始者であり、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーのボイスコーチのセス・リッグス氏より直接インストラクター・トレーニングを受ける。Speech Level Singing認定インストラクターレベル3.5(最高位はレベル5)。日本人としては最高位となる。現在では、発声科学の第一人者、Ingo Titze博士が教育顧問を務めるVocology in Practice (通称ViPチーム)に所属している。
桜田:10代の頃、ロックバンドを組んで歌っていたのですが、スタジオで録音した自分の歌声がひどくてショックを受けました。その後、都内のボイストレーニングスクールに通いましたが、満足できる成果が得られなかったんです。
数々のスクールや先生を渡り歩きましたが、進歩が感じられず、単身カナダへ渡航することにしました。ところが、せっかく初海外進出にチャレンジしたのに、カナダでも日本と同じような指導ばかりで不満でしたね。
でも、諦めずに理想のトレーナーを探し続けた結果、スペンサー・ウェルチ氏と出会い、Speech Level Singingのメソッドに感銘を受けました。この出会いが僕の人生を変え、ボイストレーナーとしての道を選ぶきっかけとなりました。
桜田:Speech Level Singingは、グラミー賞受賞者やブロードウェイのスターたちが学んでいるボーカルメソッドです。このメソッドを教えてくれたのは、元マスターインストラクターのスペンサー・ウェルチ氏です。
最初は慣れないエクササイズばかりで「大丈夫かな?」と不安でしたが、ほんの20分トレーニングをした後に、今まで歌えなかった曲が歌えるようになっていたんです。
これまで出した事のない音域までしっかり練習させられました。 その結果、僕が求めていた地声的な発声法を驚くほど早く安全に習得する事ができたんです。 この体験が衝撃的で、ぜひボーカル・メソッドを日本に持って帰り、この技術を広めようと決意しました。
桜田:カナダから日本に帰ってからは、定期的にロサンゼルスに研修に通いました。ロサンゼルスでは、Speech Level Singingの創始者で、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーのボーカルコーチであるセス・リッグス氏から直接レッスンを受けました。
リッグス氏は、レッスンの見学も惜しみなくさせてくれて、グラミー賞受賞シンガーであるナタリー・コールのレッスンを見学できたことは、今でも忘れられない思い出です。
また、当時のSpeech Level SingingのCEOであったDave Stroud氏から発声のメカニズムや理論を徹底的に学びました。その結果、日本人として2人目のSpeech Level Singing公認インストラクターに認定されたんです。
桜田:そんなことはありません(笑)プロの歌手だけでなく、一般の方も大歓迎です。僕が培ってきたレッスンのメソッドで、声に関する悩みを解決していきたいと思っています。
プロのアーティストから初心者の方まで、基本的なメソッドは同じです。ただ、一人一人レベルも目標も違いますし、悩みの種類も人それぞれなので、生徒さんのニーズに合わせた指導を行っています。
桜田:レッスンの内容は、レベルや目的に応じて異なります。プロの歌手には、発声法に特化したトレーニングを行います。彼らは自分の個性やパフォーマンス力を最大限に引き出すために、効率的な発声法を学びに来るんです。
例えば、キーの広がりを実感してもらうために、音域を広げるエクササイズを行います。音楽の捉え方や表現力を向上させるための指導も行い、ステージでのパフォーマンスをサポートします。
桜田:ボイストレーナーへの指導は非常に実践的です。今の発声方法の問題点を伝え、それを解決するための具体的なエクセサイズを明確に伝えるようにしています。
しかし、単にノウハウを教えるだけでは不十分なんです。各トレーナーの個性や感性を活かした指導ができるよう、基本的な教え方のフレームワークを提供しつつも、その枠組みにとらわれずに柔軟に対応できる力を養います。
講師としては、教え方を教えるだけの方が簡単ですが、僕はやってないんです。教え方のABCを順番に学ぶことは大切ですが、それだけでは限界があります。
10年も指導を続けていると、「型」と自分の感性とが合わなくなってくる時期が来ます。「型」の限界が来たときに、トレーナーは「感性」で問題点を見極め、学んだ型を自分なりにアレンジして進化させ、実際のレッスンで効果的に使えるようにすることが大切なんです。
桜田:感性で問題点を見極めるというのは、テクニックや理論だけでなく、経験や直感を駆使して生徒の問題を特定することです。例えば、「高い声が出ない」という悩みの場合、その原因が耳の問題なのか、喉のコントロール不足なのか、原因を見極めないと改善することができません。
重要なのは、聞こえてくる音を細分化して、何が原因で問題が生じているのかを特定することです。これには、経験や感性が大きく関わります。
声帯を目で見れるわけではないので、音で原因を特定する必要があるのですが、とても難しいですし、こんなことをやっているボイストレーナーはあまりいないと思います。
桜田:テレビで放映されているようなレッスンは、エンタメ用の演出ですね(笑)実際のレッスンは全く違います。僕も含めて、たいていのトレーナーは、リラックスした雰囲気を大切にしています。
なぜなら、生徒がプレッシャーを感じて萎縮してしまうと、喉が閉じてしまい、良い発声ができなくなるからです。特に僕のボイストレーニングは、ロジカルなんですよ。声帯を引っ張れば高い音が出る、縮めると低い音が出るというようなロジックがあるので抽象的ではないんです。
だから、失敗しても怒ったりしないので大丈夫ですよ(笑)。むしろ、失敗の仕方を見て、どう修正するかを考えるので、失敗を気にせず、リラックスしてレッスンに来てほしいですね。
桜田:はい。楽しく練習に取り組む事が大切です。技術習得は、どこかの段階で自分の足りない技術であったり、間違っていた事と向き合う必要が出てきますので、楽しく、でも真剣に、がポイントな気がしています。
桜田:オフの日は結構アクティブに過ごしていますね。ボクシングやジムに行ったり、ボルダリングをしたりしています。普段はレッスンが中心でスタジオに閉じこもっているので、体を動かすことがストレス解消になりますし、体作りにもなるし。
あと、食べることも大好きですね。アーティストの地方公演に同行することが多いので、その際は必ず地元の美味しいお店をリサーチして訪れるようにしています。アーティストに聞けば、良いお店を教えてくれるので、ハズレはないですしね。
桜田:ボイストレーニングを「今やるか、やらないか」で悩んでいるとしたら、「とりあえずやってみる」といいんじゃないかな。僕の人生、結構それが多かったんですよ。もう10年早くこれと出会ってやっておけば……と後悔することが多かったんです。
今は勇気がなくても、後で思い返したら、この一歩なんて全然大したことじゃないと思うし、試してみてダメだったら辞めればいいだけのこと。「チャレンジしたい」という気持ちを大切にしてほしいな。