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裏声・高音開発ワークアウト(プルチェスト対策)
今回は「高い声を出せるようになりたい」「高い声が苦しい」と言うお悩みを解決するためのプログラムです。 高音部の地声は適度に声帯の下部が離れ、薄く素早く声帯を振動させる必要があります。 高い声が苦手な方の多くは声帯や周囲の筋肉を過剰に緊張させて声帯を過度に分厚く合わせようとするいわゆる過緊張発声(Pressed Phonation)と言われる発声になりがちです。
このプログラムではリラックスした裏声状態から始め、無理のない範囲で地声と裏声の関係性を作り、高音で自然で適度にリラックスした地声を開発する事を目的としています。
最初のうちは高い声が頼りない、力強さのない声になる事もあると思いますが、ただしくこれらのエクササイズを行う事で2週間程度で多くの方が高音の地声の発声時にリラックスを感じられるようになります。
こちらは朝〜晩2回、週4回程度の練習をおすすめします。
・地声の高い方で重くなってしまう ・さらに高い声を出していきたい
・高い声が苦しい ・高い声を出すときに張り上げてしまう ・高い音が綺麗に出ない
裏声→地声にスムーズに降りてくる練習です。 プルチェストの方の傾向は、地声が過度になりすぎてしまうパターンが多いです。 裏声から入って、徐々に地声に落とすイメージで練習しましょう。 音の繋ぎ目がバレないように、スムーズになる練習をしましょう。
この練習は、原則として、指を使って行うようにして下さい。 この練習は、適切に唇を閉じる力と、声帯を振動させて息を供給する必要があります。 気をつけるポイントは、唇を固くしないようにすることです。 唇はリラックスして閉じている状態で、唇を軽く下から持ち上げてあげるような感覚をイメージしましょう。 逆に、唇が早く動いて、息っぽくなってしまったり、羽音のように軽くなりすぎてしまったりしても良くないので、気をつけましょうね。
これは、裏声→地声に戻すことを目的としています。 気をつけるべきポイントは、裏声から地声に戻るときに、滑らかに入ることです。 決して、音が切り替わる時に、音がガクンと不自然に落ちないように気をつけて下さいね。(←プルチェスト状態) 地声への戻しが速すぎると、この様な現象が起こってしまいます。 地声に戻る時のコツは、ゆっくり我慢しながら降りていくことです。 そして、1番下の音に戻る際は、地声にしっかりと着地しましょう。(裏声のまま着地しないように)
これは、地声→裏声にチェンジする練習方法です。 練習する際のポイントは、地声から裏声に移行する時、繋ぎ目がバレない様に歌うことです。
このエクササイズの目的は、少し低めの音程から始めることによって、声帯の合わせを強くすることです。 ここからは、地声→裏声に変化するエクササイズになっています。 地声を使った要素を、少し増やしていくようなトレーニングになっております。 もしこの方法がやりづらいと感じる場合は、一時的に喉を上げて細い声で練習するのがオススメです。
このエクササイズは、地声→裏声の移行をより強化していく目的で行います。 このエクササイズを行う際の注意点は、音が飛ぶ時に、ケロンと音が抜けてしまわないように気をつけましょう。 もし難しい場合は、先程と同様に、細い声で練習を始めてみて感覚を掴むようにしましょう。 細い声での練習に慣れてきたら、地声に戻して練習をしてみてくださいね。
あまり日本語では使われない発音ですが、「ア」と「エ」の中間くらいの発音をイメージしてみて下さい。 難しい場合は、「エ」の発音から「ア」の発音に向けて徐々に変えていく方法もあります。 ①〜④までのエクササイズが、比較的裏声が中心だったのに対して、⑤からは地声を使って行う内容になってます。 特に「Naa」の発音は、より叫びやすくなってしまうので、その点注意しましょうね。 このエクササイズも、難しいと感じる場合は、喉を上げた細い声を使った練習から始めてみましょう! 慣れてきたら、通常の地声に戻して練習して下さいね。
これは、そこまで高い音までは使いませんが、地声と裏声の切り替えのエリアまでは出すので、難しいエクササイズとなっております。 これも先ほどと同様に、簡単に怒鳴り声になってしまうエクササイズなので、注意しましょう!
ここからは、歌声に比較的近いような音色(=ニュートラルサウンド)を使ってエクササイズをしていきます。 ここでの発音のポイントは、「ア」の中に少しだけ「オ」の発音を潜ませることです。 一番気をつけるべき注意点は、舌が奥にいかない様に発音することです。 舌は、下の歯に押し当てておくイメージで発音しましょう。
「ソファミレド」を使ったエクササイズです。 これまでとは違って、短い音程でやっていますが、メロディーの後処理には気をつけましょう。 5度の音程の最後の音(ドの音)は、軽い裏声や軽めのミックスボイスのままで終わるのではなく、しっかりと地声に着地しましょう。
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桜田ヒロキ代表の
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今回は「高い声を出せるようになりたい」「高い声が苦しい」と言うお悩みを解決するためのプログラムです。
高音部の地声は適度に声帯の下部が離れ、薄く素早く声帯を振動させる必要があります。
高い声が苦手な方の多くは声帯や周囲の筋肉を過剰に緊張させて声帯を過度に分厚く合わせようとするいわゆる過緊張発声(Pressed Phonation)と言われる発声になりがちです。
このプログラムではリラックスした裏声状態から始め、無理のない範囲で地声と裏声の関係性を作り、高音で自然で適度にリラックスした地声を開発する事を目的としています。
最初のうちは高い声が頼りない、力強さのない声になる事もあると思いますが、ただしくこれらのエクササイズを行う事で2週間程度で多くの方が高音の地声の発声時にリラックスを感じられるようになります。
こちらは朝〜晩2回、週4回程度の練習をおすすめします。