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HOME/ ブログ一覧/ プロボイストレーナー養成と指導技術(VT-RV)/ 才能を引き出す指導方法とは?ボイストレーナー育成&養成講座【VT-RV講座レポート第3回】
★ プロボイストレーナー養成と指導技術(VT-RV)
VT-RVレポート 2025.04.22 公開 更新 2026.07.06

才能を引き出す指導方法とは?ボイストレーナー育成&養成講座【VT-RV講座レポート第3回】


こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です!
3月よりスタートした「ボイストレーナー育成&認定講座」【VT-RV】第2期。
今回は、前回お届けしたVT-RV初登場となるアマンダ・フリン先生の講義「シンガーの運動学習」の応用編のレポートをお届けします。
前回は、「人はどのように学習し、習得して行くのか」について学びました。
今回はその応用編として、解剖学や音響学などで学んだ内容を、どのように“教える”ことに適用するかというトピックでした。
 

生徒のモチベーションを保つには?信頼関係がカギ


今回の講義の大きなテーマは、「モチベーションについて」「マインドセットについて」
生徒のモチベーションを保つためには、生徒と先生の関係性が非常に大切であるということです。
特に、生徒が先生に対して信頼感を持てているかどうかが、レッスンの効果にも大きく影響するのだと学びました。
そのためには、まずボイストレーナーとしての知識や技術がしっかりと身についていることが前提になります。
でもそれだけではなくて、たとえば次のような姿勢もとても大切だと感じました。

生徒と信頼関係をつくるポイント
☑️先生自身が間違えたときにはそれを素直に認めること。
☑️「先生」という役割だけでなく、一人の人間としての姿を見せること。
☑️生徒さんの不安や気がかりに耳を傾け、必要に応じてレッスン内容を柔軟に変えていくこと。

 
そうした姿勢があってこそ、生徒さんは安心して心を開き、自分の声と向き合えるのだと思います。
ボイストレーニングというレッスンは、発声や歌を上達させるための場ではありますが、人と人とが関わって進んでいくものでもあります。
どれだけ先生のスキルがあっても、人として関わりたくないと思われてしまってはレッスンは成立しません。
 
自分のボイストレーナーになりたての頃を思い返すと、とにかく目の前の方の声を良くすることに必死で、生徒の気持ちに耳を傾けず一方通行なレッスンになっていたなと反省しています。
逆に、私が生徒としてボイトレやダンスを習っていた時、先生によってモチベーションが上がるレッスンと上がらないレッスンがあったことも思い出しました。
 
「信頼感」というものが、指導するうえで大切だと実感し、今一度、先生としての立ち振る舞いには気を付けなければいけないと考えさせられました。
 

「できるかも」と思える体験が、生徒のやる気を引き出す

生徒さんが「自分も変われるんだ」「もっと上手く歌えるようになるかもしれない」と感じられるようなマインドセットを育てること。
それも、ボイストレーナーとしてとても大切な役目であることを、今回の講義で改めて学びました。
では、その“できるかも”という気持ちを引き出すには、どうすればよいのでしょうか。

生徒のやる気を引き出すポイント
☑️ゴールが明確であること
☑️フィードバックが曖昧でないこと
☑️感覚的に「やりがいがある」と感じられる体験があること

 
このような要素が揃っていることで、生徒さんは前向きにレッスンに取り組めるようになるのだと感じました。
また、先生が出す課題によっても生徒のモチベーションが左右されます。
たとえば、課題があまりにも簡単すぎると、生徒さんは「これだけでいいの?」と物足りなさを感じてしまい、やる気が下がってしまうことがあります。
逆に、課題が難しすぎると、「できなかったらどうしよう」という不安やストレスにつながってしまい、挑戦する気持ちそのものが薄れてしまうのです。
そうならないためにも、先生は生徒さん一人ひとりの状態や気持ちを丁寧にくみ取りながら、今のその人に合った“ちょうどよい”課題を提示していくことが求められます。    
 
若い世代の生徒さんのためにできること
私が担当している生徒さんの中には、学生や20代前半の方も多くいらっしゃいます。
この年代の生徒さんは、まだ自分のやりたいことが明確になっていなかったり、周りの環境や人間関係に影響されて気持ちが揺れやすかったりすることが少なくありません。
特に目標がまだはっきりしていない生徒さんの場合、まわりの環境や人間関係に影響されて気持ちが揺らぎやすく、自分が何をしたいのかわからなくなってしまうこともあるように感じます。
だからこそ、ボイストレーニングのレッスンを通じて、目標を見つけることの大切さを実感してもらいながら、前向きに取り組めるような“やりがいのある課題”を意識して出すことに気をつけて取り組みたいと思います。
 

生徒の夢に寄り添う、信頼される「先生」になるために


ボイストレーナーに限らず、「先生」という仕事は、生徒の夢を叶える後押しになる一方で、夢を潰すこともできてしまうと思うのです。
実際に私自身、中学生の頃に習っていた声楽の先生から心ない言葉を言われ続け、歌うことが嫌いになってしまった経験があります。
当時は宝塚音楽学校を目指していましたが、だんだんとその気持ちも薄れ、最終的には受験することをやめてしまいました。
 
今回の講義の中で、アマンダ先生が何度もおっしゃっていたのが、「生徒中心で考える」ことの大切さです。
「先生として何ができるか」を改めて考えさせられる、非常に良い時間でした。
こういったテーマを扱う講義を、ボイストレーナー養成の場で受けられるのはとても貴重なことだと思います。
この講座を通じて学べて、本当に良かったです!
 

次回は、VT-RV第1期生の実践レポートをお届けします!

VT-RV第2期生は、次回から桜田インストラクターによる「ボイストレーニング実技」の講義に入っていきます! その様子をレポートする前に、まずはVT-RV第1期生が桜田インストラクターから実践を学んでいる様子をお届けします。
現場でのリアルな学びや、1期生の成長の様子もぜひご覧ください!
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