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こんにちは!VTボイストレーナーの三浦優子です。
3月からスタートした「ボイストレーナー育成&認定講座」【VT-RV】第2期。
いよいよ実践編に突入し、桜田ヒロキインストラクターによる講義がスタートしました!
このクラスでは、ボイスタイプごとの見極めや、適切なエクササイズの組み立て方、歌唱指導の見学などを体験し、現場で即使える知識を全9回で学びます。
初回テーマは、トレーナーにとって最も重要なスキルのひとつ、「声をどうやって聴くのか?」でした。

初回講義では、まず「5 tone Ah」という基本エクササイズを使用し、声の状態をチェックするワークを行いました。
「5 tone Ah」とは、「ドレミファソファミレド」を「あ」で歌う、発声チェックの基本エクササイズです。
声の震え、息漏れ、力み、音程の不安定など、さまざまな課題がシンプルに浮き彫りになるため、ボイストレーナー育成でも実施するチェック法です。
参加された方の中には、すぐに特徴を挙げられた方もいれば、どこを聴けばよいか戸惑った方もいらっしゃいました。
実は、私自身もVTの研修を始めた当初、同じような壁にぶつかりました。
「どこを聴けばよいのか」がわからず、他の方の声を聴く機会も少なかったため、「叫んでいる」といった明確な特徴しか捉えられなかったことを、今でもよく覚えています。
でも、繰り返し「5 tone Ah」を聴くことで、声の震えや力みだけでなく、より繊細な特徴や課題にも気づけるようになりました。
声を聴き分ける耳は、すぐに身につくものではありませんが、だからこそ時間をかけて育てていくプロセスに、ボイストレーナーとしての醍醐味と成長の実感があると感じています。

次に、声種の理解と、課題に合わせたエクササイズの考え方を深く学びました。
声を聴き、状態を見極めるだけでは、トレーナーの仕事は完結しません。
その声にどんなエクササイズを選び、どの順序で取り入れるかが、成果を左右する重要なポイントだと実感しました。
桜田ヒロキインストラクターは、SLS(Speech Level Singing)をはじめ、国内外のさまざまなメソッドを長年学び続けています。
だからこそ、特定のメソッドにとらわれず、声の状態に合わせて最適なエクササイズを選ぶ重要性を教えてくださいました。
私自身、桜田インストラクターのレッスンで新しいアプローチを教えていただくたびに、自分の声の変化に驚かされています。
また、生徒さんに試すと、思いがけない改善につながることも多く、指導の引き出しを増やす大切さを改めて実感しています。
桜田インストラクターから学ぶ、「柔軟に学び、最適を選ぶ姿勢」は、 これからトレーナーを目指す方はもちろん、すでに指導にあたっている方にも、大きな気づきと学びになると感じています。
「5 tone Ah」は、シンプルだからこそ、声の課題が浮き彫りになる基本的なエクササイズですが、VT-RVで最初に学んだ音響学・音声学の知識が、まさにここで活きてきます。
声の仕組みや音の成り立ちを理解していることで、声を単なる「感覚」で聴くのではなく、以下のような構造的な視点から捉えられるようになります。
☑️声帯はどのように動いているか
☑️息の流れや共鳴がどう影響しているか
☑️どの音域で、どの母音がどのように関与しているか
この違いを、受講生の方々は、特に実感されたのではないでしょうか。
その結果、同じ「5 tone Ah」を聴く場面でも、声の震えや力み、息漏れといった特徴に対して、「なぜそうなるのか?」を理論的に分析しながら聴けるようになり、より細かな変化やクセにも気づきやすくなります。
こうした耳と理論を結びつける学びは、声を「聴く」から「見抜く」へと進化させるための土台となり、ボイストレーナーにとって欠かせないスキルであると改めて感じました。
この日は、最後に声帯やその周りの筋肉について学び、講義は終了です。
次回の講義ではボイスタイプについて詳しく学びます。
声の緊張状態、母音、喉頭の位置など、ボイスタイプごとの特徴や違いを深く理解する内容となり、こちらもボイストレーナーにとって不可欠な知識となるため、今から非常に楽しみです。
次回はここまでのRV2期生の感想や、さまざまなモデルの「5 tone Ah」を聴き比べ、意見交換を行った様子をお届けします。
受講生は、どのような気づきを得たでしょうか?お楽しみに!