三浦優子2026年5月29日 11:24 am
「発声のための身体作り」と聞くと、
・筋トレを頑張ればいいのか
・とにかくストレッチをすればいいのか
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろん筋力や柔軟性も大切です。
でも本当に重要なのは、
“どういう身体の使い方で動いているか”
先日来日されていた世界的ボイスティーチャー
、ジョン・ヘニー先生も、発声における身体の重要性について話されていました。
実際に良い発声をしている人ほど、
・余計な力を身体に閉じ込めない
・力の逃しどころを作っている
・エネルギーを外へ放出できている
この様に身体を使えている印象があります。
例えば、力こぶの筋肉を鍛える
“アームカール”という筋トレ。
一般的には、肘を曲げる時の
上腕二頭筋に意識を向けることが多いですが、
発声しやすい身体作りという視点で見ると、
むしろ肘を伸ばす動作を大切にします。
・ダンベルの重さを少し軽くする
・肘を伸ばしていく時に、力を身体の外へ流す意識を持つ
この様にすると、力を身体の中に溜め込みにくくなり、
首や喉だけで頑張りすぎない身体作りにも繋がっていきます。
ストレッチの場合は、
見た目のフォームは同じでも
ストレッチしたい筋肉を引き伸ばそうとするのではなく、
拮抗する筋肉を収縮させるという意識を向けた方が筋肉は自然と緩みやすくなり、
余計な力みを取り除くことができます。
発声は、力を入れるだけでも、
ただ脱力するだけでも上手くいきません。
筋肉がしなやかに伸び縮みし、
必要な方向へエネルギーを伝えられること。
そうした“動ける身体”を育てることが、
芯のある豊かな声にも繋がっていくのだと思います。