桜田ヒロキ2026年5月4日 1:41 pm
【”唯一のベルティングの練習法”は存在しない】
「ベルティングに良い練習法はありませんか?」
と聞かれることがあります。
でも、この問いには少し注意が必要です。
なぜならベルティングは、単一の練習だけで完成するスキルではないからです。
ベルティングを成立させるには、いくつかの要素が必要です。
・声帯を適切にストレッチポジションにできる
→ 裏声の練習
・地声と裏声をスムーズに行き来できる
→ ミックス
・低音の地声をしっかり成立させられる
→ クリアな地声の成立
・ビブラートやリフの練習ができる
→ 声の柔軟性の担保
・高い音域でも地声の強さを保てる
→ ベルティングの成立
だから僕は、裏声の練習もベルティングの練習の一部だと考えています。
リップバブルも同じです。
一見するとベルティングとは直接関係なさそうに見える練習でも、必要な構成要素を育てているなら、それは十分ベルティングの練習です。
ベルティングは、高い声を怒鳴るだけでは作れません。
歌声というものは、いろいろな出し方が影響し合って成り立っています。
ベルティングも例外ではありません。
なので、高い地声ばかりを練習しているからといって、必ずしもベルティングが身につくとは限りません。
大切なのは、ベルティングそのものだけを追いかけることではなく、ベルティングを作っている要素を1つずつ育てていくことだと思います。