小野貴之2026年4月23日 11:59 am
歌は、母音がとても大事です。母音の響きが整うと、歌全体の美しさが変わります。
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歌になると、英語アクセント(国・地域差)は、ほとんど目立たなくなります。
歌声は、意識して響きを華やかに作っていくもので、クローズな母音だけで1曲通して歌い切ることはあまりありません。
例えばアメリカ英語は母音を開く傾向があり、それは音楽的に華やかな母音を作りやすいともいえますが、それがすべてではなく、歌にしか当てはまらないような母音の考え方があります。
✳️ビートルズを聴いていても、「音楽的な母音」で歌っていることがよく伝わってきます。
※「Polythene Pam」はジョンが意図的にリヴァプール訛りで歌っています。
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歌にしか当てはまらない母音の考えとは、 歌の中では母音による響きや音量の差をなくしていきたいという部分があります。(アは口を大きく開けて、ウは小さい、イは横に引っ張るなどを極端に行うとばらつきの多いサウンドになりやすい)
このように口の開き方=音の出口のサイズをある程度揃えて発声することで、母音によるばらつきを抑えやすくなります。
つまりサビをしっかりめの音量で歌いたいときに、ウ母音だから音が小さくなった、というようなことがないようにしていきたいのです。
✳️そして、母音が変わっても「共通する響き」を持っている状態が好ましいです。楽器としてよい音にする、ということを意識して練習するということが大事です。