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桜田ヒロキ2025年12月28日 6:56 pm

【なぜ発声障害は起こるのか?】
「声を使いすぎたから」「喉が弱いから」
発声障害の原因は、このように単純に語られることが多いですが、実際にはもっと複雑です。
特に歌手や声を職業とする人の発声障害は、ひとつの原因だけで起こることはほとんどありません。

【声の乱用・過負荷】
最もよく知られている原因が、長時間の発声や大音量での使用です。
ライブやリハーサルの連続、騒がしい環境での会話などは、声帯に大きな負担をかけます。
また、このような状況での発声は声門を強く閉じるために頸部の筋肉を過剰に動因させると考えられます。
それにより過緊張な状態が癖化する可能性があると考えられます。

【体調不良時の声の使用】
感冒や喉の炎症がある状態で声を使い続けることも、発声障害の引き金になります。
粘膜が腫れた状態では、普段と同じ発声でも声帯への衝撃が増えやすく、小さなダメージが積み重なってしまうことがあります。

【発声技術・使い方の問題】
実は、発声障害の多くは発声のクセや誤った使い方が背景にあります。
無理な声門閉鎖、過剰な押し出し、喉頭に頼りすぎた発声などは、
声帯に慢性的なストレスを与え、結果として機能性の発声障害を引き起こします。

【心理的・精神的要因】
緊張、不安、プレッシャーといった心理的要因も無視できません。
「本番前になると声が詰まる」「マイクの前に立つと声が出にくくなる」といったケースでは、身体的要因と心理的要因が複雑に絡み合っていることが多く見られます。

【環境要因と複合的な影響】
乾燥した空気、騒音、睡眠不足、ストレスなど、発声障害は日常環境の影響も強く受けます。
特に歌手の場合、これらが同時に重なることで発症リスクが一気に高まるのが特徴です。

【原因は「ひとつ」ではない】
発声障害は、声の乱用だけでなく、体調、発声技術、心理状態、環境要因が重なって起こります。
「なぜ起きたのか」を正しく理解することは、回復への第一歩です。
声に違和感を覚えたときは、我慢せず、早い段階で原因を整理し、適切な対応を考えることが大切です。

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