三浦優子2025年9月27日 9:03 am
【肩こりが発声の妨げになる!?】
近年は20代でも「肩こりがつらい」と感じる人が増えています。
主な原因は、長時間のスマホやパソコン作業による姿勢の悪さや、運動不足。
その結果、若くても四十肩のような症状が出ることもあります。
肩が凝ると、僧帽筋の働きが低下して肩甲骨の動きが悪くなります。
肩甲骨には、発声に関わる「肩甲舌骨筋」がつながっているため、可動域が制限されると声の響きにも影響が出やすくなります。
さらに肩こりは、呼吸にも関わる胸鎖乳突筋を硬くさせます。
この筋肉が硬直すると、直接声帯を動かすわけではありませんが、発声にとっては大きな負担になります。
また、肩まわりが硬くなると胸郭も広がりにくくなり、発声の要である横隔膜の働きまで妨げてしまうのです。
\簡単セルフケア/
普段運動をあまりしない方も、肩を大きく回したり、バンザイをして「肩より肘を高く上げる動き」を取り入れてみましょう。
肩甲骨の可動域が広がり、肩こり予防や四十肩の予防につながります。
声が出しにくくなる前に、ぜひ日常に取り入れてみてください!