田栗ななえ2025年9月5日 2:34 pm
【鼻声対策の練習法】
歌っている時に「鼻声になってしまうという」という相談は、よく耳にします。
レッスンでは、鼻声をなるべく回避できるようにエクササイズを行います。
その理由としては、
①声のパワーが落ちてしまい、マイクに乗りにくくなる
②音色や言葉がぼやけてしまう
などが挙げられます。
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音色のチョイスの癖として鼻声になっている場合もありますが、
発声の観点からみてみると、
①地声がしっかりしていない(ライトチェスト)為、補助的に鼻に入れることで鼻声になっている。
②地声を押し上げてしまう(プルチェスト)為、叫ぶことを回避するために鼻に逃がしている。
という場合も多いように思います。
→発声起因ならば!発声の原因を取ってあげると、鼻声に頼らなくても大丈夫を見つけやすくなります☺︎
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今回の加藤先生と、スタッフちゃんの鼻声対策レッスンです。
エクササイズでは、「B」の子音を使って鼻に母音が抜けないように対策をしています。
① Baでメロディーラインを歌ってみる
→ B、G、Dなどの強い子音を使うと、軟口蓋へ息が抜けることを防いでくれます。鼻に息が逃げない感覚が掴みやすいです。
※鼻に声が逃げていないかのチェックしたい時は、母音をのばしながら鼻から手を離してあげます。
鼻を塞いでも、離しても、母音の音色が同じでクリアな母音だったら、上手くエクササイズの効果が出ています☺︎
②歌詞をつけて歌ってみる
→Baで歌った時と同じ感覚で、
→「M」、「N」は、一度鼻に声が入る子音なので、鼻を抑えたままだと耳が痛くなることがありまる。注意しましょ☺︎
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◆チェックポイント◆
子音の前に『n』を発音していないかも確認ポイントです。
鼻声になりやすい傾向がある場合、「nBa (んば) 」、「n Ga(んが) 」と、破裂音が来る前に鼻に逃げてしまっている場合があります。
しっかり子音を発音できているかチェックしながら練習してみてください☺︎