田栗ななえ2025年7月5日 7:09 pm
【ボイトレで出来上がった声を歌唱へうまく応用するには?!】
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エクササイズが上手にできるようになっても、いざ実際の歌に応用しようとすると「叫んでしまう」、「難しい!」と感じることはありませんか?なぜ難しくなるのか。その理由は、、、
◼️エクササイズと歌唱の違い
エクササイズでは…
• 母音や子音、スケールのパターンが決まっていて、
• 一定のリズムで行うため、
• 比較的“安定した条件”の中でバランスを取りやすいです。
一方、歌唱では…
• 歌詞によって母音・子音の組み合わせが複雑に変化します。
• メロディラインも動きが多く、
• リズムやテンポも複雑になるため、バランスを保つのが難しくなります。
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◼️今回の動画での桜田先生のアドバイスする「 エクササイズを歌唱に応用する3ステップ」をみてみましょう。
① エクササイズで歌いやすくなった言葉で、メロディで歌ってみる
例:「Mum Mum Mum」「Nay Nay Nay」など、エクササイズで上手くいった言葉でメロディを歌ってみる。
→ 音程やリズムに集中しやすくなり、バランスが取りやすいです。
② 歌詞を母音だけで歌ってみる
歌詞の中の子音(特にS, H,B,Gなど)のアタック音楽声を邪魔していることがあります。
→ 母音だけでしっかり歌えるかを確認することで、響きの土台を安定させられます。
③ 子音をそっとつける
母音が崩れないように、子音は“そっと”加えます。
→ 母音を中心に置き、子音が響きを壊さないように注意するのがポイントです。
※ 実は、人の耳は「母音の美しさ」を通して声の音色を感じ取っているそうです☺︎ 高い音になる程気をつけポイントです。
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◼️『ホームベースエクササイズ』
その時その人にとって一番バランスよく声が出せるエクササイズを、「ホームベース・エクササイズ」と呼びます。
例えば、「マンマンマン」や「ネイネイネイ 」、「ノウノウノウ」など、声の響き・息・喉のバランスが一番取りやすいものです。
歌っていてバランスが崩れたときは、このホームベース・エクササイズに一度戻ることで、再び声を整えることができます。
歌唱で困ったときは、「ホームベースエクササイズ」に戻って、声の土台を確認してみてください。
少しずつ応用の幅を広げていきましょう☺︎