桜田ヒロキ2025年7月2日 7:37 pm
【劇団四季 研究生オーディション対策 パート2】
歌唱動画、どこを切り取る?その選び方が合否を分ける!
劇団四季さんの研究生オーディション、ついに詳細が発表されましたね!
VTチームでは長年にわたり受験生をサポートし、合格・不合格の傾向データも蓄積してきました。
今回はその中でも、「歌唱動画(1分以内)」をどう作るべきか?について解説します。
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■ 盛り上がる部分を切り取ればOK…じゃない!
「どうせなら一番盛り上がる部分を聞いてもらいたい!」
という気持ち、すごくよく分かります。実際、多くの方がクライマックス部分を選びがちです。
でも本当に大事なのは、“自分のスキルがもっともよく伝わる部分”を選ぶこと。
「映えるパート」よりも「勝負できるパート」を選ぶべきです。
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■ あなたが“盛り上がる箇所を歌い切れる人”なら?
そのままクライマックスを使ってOK!
高音の伸び、ダイナミクス、ストーリーテリング──どれも得意で、自信があるなら全力で魅せましょう。
ただし!他の多くの受験者もその作戦を使ってくるはず。
だからこそ、「他の誰よりもその音域・その曲で映える自分か?」**という視点で選ぶと差がつきます。
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■ 盛り上がり部分がまだ不安…という方は?
無理にクライマックスを使うのは避けましょう。
苦手なパートで勝負するのは、やはりリスクが大きいです。
その場合は、冒頭のストーリーテリングや表情で魅せられるパートを選ぶのも良い選択です。
ただし注意したいのは、芝居に寄せすぎて歌唱として成立していないケースが時々見られる点。
表現力を出しつつも、あくまで“歌唱審査”であることを忘れずに、バランスを大切にしましょう。
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まとめ
•クライマックス=正解、ではない
•自分の武器が最も活かせるパートを選ぼう
•ストーリーテリングで見せるなら、歌としての完成度も忘れずに!
動画審査は、1分で印象を決める「短距離走」のようなもの。
その1分間で、審査員の心を離さないようにするにはどうすればいいか?という視点で選曲・構成を考えてみてください。
“見せたい部分”よりも、“伝わる部分”。
審査員が「もっと聴いてみたい」と思えるような、説得力のあるパフォーマンスを意識しましょう。