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加藤真太郎2025年6月12日 10:50 am

【高音域での”自然な”地声感の出し方】
Whitney HoustonやBruno Mars、大森元基さんやMISIAさんのような心が震えるような力強いハイトーンボイス────
すごく憧れますよね!僕もずっと憧れています。
ボイトレ受けに来てくださる方のニーズって、7〜8割くらいはこれだと思ってます。(バイアスかかってるかもだけど笑)
でもやっぱりここに近づくためには、ある程度長い目で見て練習してあげる必要があることも、なんとなく分かっていただけると思います。
今回は、「自分の理想にはまだ到達していないけど、現在頑張って声の開発しています!」という方向けに、現段階でもできる高音域での”自然な”地声感の出し方について、動画を交えながら解説していきます。
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ROSE / HANA
大人気HANAさんのROSEを僕がレッスンさせていただいてます。
「地声感強めでかっこよく歌いたい」というオーダーをいただきまして、僕がポイントとしたのは大きく2点です。

①息漏れを減らす
②明るい響きを出していく

それぞれ解説していきます。
①→Beforeを聴いてもらうと、声に対して若干息が混じっているのが分かると思います。これは声帯が上手く筋活動できていないことが原因と考えられます。しっかり声帯でパワーを作りたいので、Justのところで口を大きく開けるディレクションをしています。至極当たり前と感じるかもしれませんが、これが声帯で作られるエネルギーに大きな影響を与えます。いわゆる共鳴のパワーですね。付随して息を止めておく意識を加えることで、物理的に吐く息の量も気持ち抑えています。この時点でBeforeとの差が顕著に分かると思います。

②→口角を少し上げたり、母音をア→エに寄せることで喉頭(喉仏)の位置が上がります。喉頭の位置が高くなったことで、声帯〜口までの距離が短くなり、高い周波数帯の音がブーストされます。
これにより明るい響きの声が作られます。
人間の耳は、
明るい響き=地声、暗い響き=裏声
と認識しやすい傾向にあると考えています。
Beforeの声に明るい響きが足されたことで、地声感が強調されたことがお分かりいただけるでしょうか?
これらによって自然な地声感のある声の完成です。

しかしBeforeを聴いてみると、最初から頭声〜地声のスムーズな行き来が出来ていることも伝わると思います。あくまでこのような技術が前提としてあっての技なので、日頃から基礎的なトレーニングを行うことも必須です。
一緒に頑張っていきましょう!

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