金子 恭平2025年6月2日 12:26 pm
【発声レベルに合わせた曲選び】
ボイストレーニングの基礎エクササイズと、曲の歌唱は表裏一体です。
エクササイズがそのまま歌唱に役に立ち、歌唱がエクササイズをさらにうまくするような好循環をめざしたいものです。
「歌いたい!」と思える曲を歌うことが上達にもつながりますが、難易度の調整を失敗すると発声バランスを崩してしまいます。
今回は、ボイスタイプ別の曲選びの目安についてお伝えします。
―――
<地声を張り上げてしまう人>
◆特定の音を連発しすぎず、メロディが山なりを描いている曲。
◆中途半端な音域ではなく、いっそ普通の地声では歌えない高さまで到達する曲。
◆難しい音域が、下りのメロディで構成されている曲。
(Da-iCEさんの『CITRUS』など。※要Key調整)
―――
<地声が弱い人>
◆音域が広すぎず、エクササイズで作った地声感覚を持ちつづけられる曲。
◆高い音が出てくる場合は、その箇所が上りのメロディで構成されている曲。
(AIさんの『Story』など。要Key調整)
―――
<急に声が裏返る人>
◆上記ふたつのパターンの両方を、練習の狙いによって行き来します。
◆音域的には、換声点を適度にまたぐ曲を選ぶのが一般的。
(一青窈さんの『ハナミズキ』など。※要Key調整)
―――
お伝えしたような目安を持ちつつ、モチベーションが上がる曲を選べたら最高ですね!