桜田ヒロキ2025年5月27日 9:44 am
【その「声の不調」、水分不足が原因かも?】
「歌い出すとすぐに咳払いしたくなる」とか、「喉に痰が絡んでスッキリしない」っていうクライアントさん、実はけっこう多いですよね。
そんなとき、まず確認してほしいのが水分摂取量です。
実際に「お水、どのくらい飲んでますか?」と聞いてみると、ほとんどの方が驚くほど飲んでいません。
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▶︎ 1日に必要な水分量はどのくらい?
目安としては、
体重(kg)× 30〜40ml
たとえば体重50kgの方なら、1.5〜2リットル程度が目安になります。
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▶︎ なぜ水分が大切なのか?
声帯は、例えるなら“湿った薄膜”のような構造。
水分が足りないと粘液が乾燥しやすく、摩擦が増えて声帯の負担もUP。
結果として「ガサつき」や「声量の低下」、さらには「痰がからみやすい」といった症状につながることも。
実際、水分不足が明らかなクライアントさんに、適切な水分補給と基本的な発声をセットで提案したところ、次のレッスンで声の明瞭さ・張りが格段に改善したという例もあります。
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▶︎ レッスン中の水分補給、忘れてませんか?
これから夏にかけては脱水症状にも注意が必要な季節。
「のどが渇いたと感じる前に飲む」くらいの意識がちょうどいいです。
レッスン時には、水分(できれば水や常温のハーブティー)を必ず持参して、こまめに補給できるようにしましょう!
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まとめ
• 声の不調は水分不足が原因のことも多い
• 体重×30〜40mlの水分を目安に
• 小まめな水分補給で声帯を健やかに!
「トレーニングの成果が出ないな」と感じたら、まず楽器(=体)のメンテナンス、チェックしてみましょうね!