山下奈央子2025年3月4日 5:57 pm
【上手な息っぽい歌声とは?】
息まじりの歌声って、雰囲気があって素敵ですよね。
皆さんも歌手の真似をして、息を多めに使って歌うことがあると思いますが、ちょっと気をつけてほしいことがあります!
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後輩ちゃんは、本家の歌い方を意識して、薄い声で息の量を多めにして歌っています。
でも、歌詞が少し聞き取りにくくて、ところどころ声が暗くなってしまっている感じがします。
それに、音量を上げたくても上げられないように感じることも…。
これは、声帯の閉じる力が少し弱くて、吹き上げる息の量と声帯の抵抗のバランスが崩れているのかもしれません。
実際に歌唱で使われる息っぽい声は、地声がしっかりと入っていて、その上で息を増やしている状態です!
そこで私は「自分が気持ちいいと思えるところで歌ってください」とアドバイスしました。
無理せず、自由な声で歌うのがポイントです。
もしまだその感覚が掴めていないなら、地声を強化するトレーニングが効果的だと思います。
例えば、「ば」や「が」という言葉で全て歌ってみると、感覚がつかみやすいかもしれません。
今回の楽曲は、息っぽい声というよりは、軽い声で歌っているから息まじりに聞こえていたので、後輩ちゃんの声の良さを活かしつつ、一部を軽くして、原曲の雰囲気に近づけました。
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息っぽい声と言ってもただ息を多く吐くだけではないので、しっかり研究してみてくださいね!