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桜田ヒロキ2025年1月27日 1:08 pm

【ボイストレーナー向け】

鼻声、生徒さんに多くないですか?

鼻声に悩む生徒さん、結構いませんか?
今回の例は「開鼻声」といって、鼻に音を導きすぎた結果、濁った鼻声になってしまうケースです。
開鼻声になると、声の出力が弱まるだけでなく、声色も鈍くなってしまうため、効率的な発声とは言えません。

ただし、「ま行」や「な行」のような子音は鼻声になるのが正しい場面もあります。これらは鼻声子音と呼ばれ、発音時に鼻に響く必要があります。
しかし、母音を発声しているときに鼻声になってしまう場合、それは改善が必要です。

鼻声を治すエクササイズ

効果的な方法のひとつが、B子音やG子音などの破裂音を使ったエクササイズです。鼻声は母音を発声する際に口蓋帆(こうがいはん)が下がることで起こります。
破裂音を発音する際には口蓋帆が自然と上がり、口腔内の気圧を高めてから音を出すので、鼻声を防ぐ助けになります。

ただし、口蓋帆が下がりすぎると「んがぁ〜」のような濁った音になりやすいので注意しましょう。
このエクササイズを繰り返すことで、口蓋帆を正しくコントロールできるようになり、鼻声を改善できます。

コツは「お手本」を作ること

まずは鼻声になりにくい発声をしっかり練習して、自分の中に「正解の感覚」を作りましょう。
一度お手本ができると、正解と不正解を明確に区別できるようになるので、練習の質がグッと上がります!

鼻声の改善は時間がかかることもありますが、地道な練習で確実に変化が出ます。生徒さんのサポートにぜひ役立ててください!

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