加藤真太郎2024年12月13日 8:23 pm
陽香先生とスタッフちゃんによる、高くて強い声を作り上げていくレッスンになります。
「BABYMONSTER / SHEESH」
YG Entertainment発、BLACKPINKの系譜を継ぐBABYMONSTERの王道ガルクラです! さすがにYG発というだけあって、歌もラップもめちゃくちゃ上手いです笑。
さてそんなBABYMONSTERのデビュー曲、SHEESHではBridge(Cメロ)の部分で非常に高い音で、なおかつ力強く歌うフレーズが出てきます。「Fly away, オン セサグル ティジボ, Come on let's ride〜」のところですね。ここずっと高い笑。
【舌の位置とそれが声に与える影響】
そんな難しいフレーズに挑戦しているスタッフちゃんでありますが、入りはすごく綺麗にまとまった声で歌えていますよね。ただその反面、Come on let's rideのところでパワーを作るのが難しくなってしまい、思いっきり声が抜けてしまっているなという印象です。
このbeforeのスタッフちゃんの声を聞いて、なんとなく歌のお姉さんを想起しませんか? いわゆる喉が開いた声というか。
喉はすごくリラックスした状態を作れていると思います。ただこのバランスだと、ここのフレーズを歌うのは難しい。なんとかしてこの声にもっとパワーを入れたいと考えたとき、陽香先生は「YAY(イエイ)」という言葉でエクササイズを行っています。
イとエの母音を発音しているとき、舌は口の中の前の方にポジションを取ります。舌が前の方にあるとき、声色としては明るい音色を作りやすいです。この明るさが声にパワーを与えてくれます。
しっかりYAYでパワーを入れていきますが、練習する音の高さを考えると非常に強度が高いです。そこでビブラートを使ってあげます。
ビブラートが、パワーが入りすぎないように上手く力を分散させることで、声にしなやかさを与えます。力強いかつしなやかな高音の完成です。最初とは全く印象の違うパワフルな歌声になりましたね!