金子 恭平2024年12月4日 2:39 pm
下の動画では、スタッフちゃんと奈央子先生が『青と夏』をどのキーで歌うか話し合っています。
それぞれのキーにおける歌声ついて考察してみましょう。
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【原曲キー】
サビ冒頭のフレーズを全体的に力強く、地声で歌えていますね。
一方で、トーンが少し暗い印象もあるかも。
スタッフちゃんが「声が抜けない」と申告しているのは、明るく華やかな響きが足りないという意味と解釈してよいかと思います。
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【+1】
「夏が始まった」の高音を、ここではまだ地声として感じていそうです。原曲キーよりも声質に明るさが増していますが、すこし喉の緊張も感じるかなー。発声がさらに上達すると、このキーもすごく格好良くなりそう!
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【+2】
このキーでは「夏が始まった」の「ま」から頭声に入っていますね。全体的に声の太さと明るさのバランスが良くなってきました!個人的にはこのくらいが一番好きかも。
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【+3】
ここでは「夏が始まった」の「は」から頭声に入っています。サビを通して、軽やか&爽やかな印象になりました。声の抜けを重視して、今回はこのキーで決定したようです!スタッフちゃんの声のキラキラ感が際立っていますね!
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キーを変えるたびに、声のなかの違った特徴が目立つようになるのがお分かりいただけたでしょうか。ご自身の歌唱スタイルやセールスポイント、そして現在の技術レベルに合わせて、最適なキーを見つけたりアップデートしていくことが大切ですね!