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三浦優子2025年11月30日 6:43 pm

【声が出しやすくなる体操】
今回の動画でご紹介した体操は、わき腹(腹斜筋)・背中(広背筋)・肩甲骨まわりを中心にほぐして、発声に必要な“呼吸のしやすさ”と“喉の脱力”を引き出すことを目的に行いました。
 

 
《わき腹が硬いと、呼吸が浅くなる理由》
わき腹には外腹斜筋・内腹斜筋が走っていて、この部分が硬くなると胸郭の横方向の広がりが制限されます。
すると、息を吸う時のスペースが確保しづらくなるため、浅い呼吸・息が入りにくい感覚につながり、結果的に声も伸びにくくなります。
 
この体操では、わき腹を大きく伸ばしたり、体側を動かすことで
→ 胸郭の可動域UP
→ 深い呼吸が入りやすい状態
を作る狙いがあります。
 

 
《肩甲骨や背中を動かすと喉がラクになる》
腕の上げ下げに連動して、
肩甲骨(僧帽筋・前鋸筋・肩甲挙筋)や広背筋が動きます。

肩甲骨まわりが固まったままだと、無意識に首・喉の筋肉(胸鎖乳突筋、舌骨上筋群)に力が入りやすく、
・声が詰まる
・高音で力む
・喉が締まる
などが起こりやすい状態になります。

肩甲骨をしっかり動かしておくと、
→ 喉周辺の余計な力みを緩和
→ 発声に必要な最小限の筋活動だけが働く状態
を作ることができます。

《ウォームアップ効果が高い》
今回の体操は“複数の部位が連動して動く”というのが大きなポイントです。
体側・背中・肩甲骨・肋骨まわりが同時に動くことで、
→ 血流が一気に上がる
→ 体温が上がり、筋肉が動きやすくなる
→ 発声に関わる呼吸筋群にスイッチが入る
といった効果が得られます。

身体全体が温まることで声も立ち上がりやすくなるため、効率的な身体のウォームアップにもなります。
発声前の準備運動にもオススメなのでぜひお試しください♪

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