加藤真太郎2025年3月12日 8:17 pm
【息の量をコントロールして高音曲をクリアしよう】
スタッフちゃんがOfficial髭男dismさんのSubtitleにチャレンジしています。この曲歌ったことがある人はわかるかなと思うのですが、サビで物凄く歌い上げたくなりますよね。
エモーショナルに歌おうとすると、多くの場合で人はたくさん息を吐こうとします。その結果途中で息が足りなくなり、そのパートを歌い切れなかったりすることはよくあります。
ーーーーーーー
Beforeの歌唱では吐いている息の量が多いため、途中で息漏れした音や大きいブレスの音が聞こえてくるのがわかると思います。このようなとき僕は「車がガソリン漏れしたまま走り続けている状態」と表現をすることがあるのですが、要するに声の原動力となる息を不必要に消耗してしまっているのです。
優子先生は、声道を細くして物理的に息の量を制限できるNayという言葉でレッスンを行っています。もっと息の量を減らしても歌えるんだよということを身体にインプットします。
その結果スタッフちゃん自身も楽に歌える感覚を覚えています。
Afterでは息漏れもなくなり、とても楽そうな状態で歌えています。特に「君にプレゼントし"た”くても」のところは顕著に違いが感じられると思います。この状態であればサビを歌い切るのは容易になってきそうですよね。
歌唱において表現をつけられるということは、その人が歌心を持っているということで素晴らしいことなのですが、楽曲を歌い切るためのマネジメントを考え、ある種理性的に歌うということも歌い手にとって必要な能力です。